May 26, 2016

エイシンヒカリのイスパーン賞制覇に思うこと

イスパーン賞でエイシンヒカリが圧勝した。
相手もちゃんとしたメンバーだったし、フランス競馬のレベルが低いわけでもない。

この結果は、日本の馬が中距離的スピード能力の一点においては世界のトップにあることを証明した、ということだと思う。そして国外での成績は馬場適性と環境対応力、そして人間の方の問題に尽きるということも。

ものすごく感覚的だけど、JRAで重賞を勝つ、もしくはGIで掲示板に乗れるような馬は、ヨーロッパではスピード能力において足りないということはないと思う。そのレベルの馬なら「スーパーホースのいない」GIなら勝てる可能性があると思っている。

だから・・・もう日本でGIを勝たないと行けない、みたいなことはやめて、適性がありそうな馬はどんどん来たらいいと思うんだが。特に今年の日本のクラシックで負けた馬でも、菊はやめてニエル賞やバーデン大賞から凱旋門賞という路線は現実的だ。前哨戦は普通に勝っちゃうように思う・・・。

ただ本当のトップレベルと言えるプリンスオブウェールズS、キングジョージ、愛チャンピオンS、凱旋門賞、この4レースは甘くないとは思う。エイシンヒカリがプリンスオブウェールズSでいい勝負ができるかどうかはわからない。アスコットは馬場もだいぶ違うだろうし。過度な期待はせず、素直にその挑戦を応援したい。

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October 02, 2014

凱旋門賞ですな・・・Ivanhoweも出ます

ヨーロッパはここのところ天気が良い。ロンシャンもある程度硬い馬場になるだろう。今回、日本から来た3頭はそれぞれタイプが違っており、バラエティという意味では今までで一番。どの仔が嵌るのかわからないが、もし仮に負けたとしても日本競馬的には経験値が上がることは間違いない。勝ち負けは結局、神様の領域の話だ。去年のトレヴみたいにお化けじみたパフォを出す馬がいると、日本馬がどうこうという以前の問題になる。逆に日本の馬がそういうパフォを出すこともあるのだし(ドバイのジャスタウェイみたいに)。それが凱旋門賞で起こることは展開と調子のめぐり合わせで、神様の領域。

ドイツからはIvanhoweが出ます。Sea the Moonの代わりに、みたいな感覚があるけど、どっちかと言うとこちらの方が正統派と言うか・・・シュレンダーハンの良血だし。ダービー1番人気、バーデン大賞勝ち馬なのだから、立派なドイツ代表だ。決め手があるので、前が牽制しあって変なレースになったときに恐い馬だと思う。スローの上がり勝負中距離的レースで強い馬。日本馬との組み合わせではハープスターだろう。スピード系中距離馬のジャスタウェイ、消耗戦で浮上しそうなゴールドシップと絡むことはまずないと思う。なので、自分がもし買うとしたらIvanhowe-ハープスター-トレヴの組み合わせ。いっぱい追加登録してきた他の馬は知らんからわからんしね・・。

ま、結局牝馬が勝つような気が・・・急に気温上がってきたし。(と、思ったら日曜は冷気が入って不安定というような予報になっている・・・)

10/5 追記
日本、ドイツ共に残念な結果になった。Ivanhoweはあんなに掛っちゃって、どうしちゃったんだろう。内にもぐりこむスペースもなく、ずっと折り合いを欠いたまま最後はバタバタ。淡々と淀みなく流れて展開も向かなかった。かといって速すぎるわけでもないので、直線は内有利だと外枠の不利は否めない。後からでは究極に近い脚を使ったハープスターでも届かないんだから。彼女が器用に好位につけられたらトレヴといい勝負になるはずだが、そうじゃないから仕方がない。結局は総合力不足だったということか・・・・にしてもトレヴ凄い。そして、3面作戦で自分の馬を勝たせたカタール陣営。そういう、よく言えば緻密でプロフェッショナルな、悪く言えばあこぎな作戦が、日本馬が勝つためには必要なのかもしれないなぁ。

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September 08, 2014

Ivanhowe、Sea the Moonを破る

ドイツはもう八月から秋深しみたいな気候。朝晩は寒いぐらい。もうちょっと夏が続いて欲しい気もしたけど、まぁ、過ごしやすいことは過ごしやすい。

今は錦織の試合が始まるのを待ってる。もうこうなったら突き抜けてしまって欲しい。でもチリッチ、めちゃ強いっす。正直、相手がフェデラーだったらなぁと思う。チリッチーフェデラー戦を見て、チリッチが完璧だと勝つのはかなり難しいという印象を持った。

昨日のバーデン大賞ではSea the Moonが負けたね。でも・・印象としては負けて強しという感じだと思う。少なくともダービーよりは内容のあるレースだったんじゃないかなぁ。

左回りでどうなることかと思っていたんだけど、直線もちゃんとまっすぐ走れていた。結果的にはテン乗りのデムーロが道中、ちょっと抑えすぎたと思う。ああいう、出入りの激しいよーいドンみたいな展開になったらIvanhoweに流れるSoldierの血が爆発する。Ivanhoweはかなり強い馬だと思っているから、彼に展開のあやで負けても特に問題だとは思わない。

ドイツで一番切れる馬といってもいいIvanhoweに外から被せられて、それでもかなり抵抗できたところを見ると、Sea the Moonも相当に末足があるということになる。このレースを見てようやく、上手くペースを作れたら凱旋門賞でも可能性はあると思った。もしオッズが上がるようならおいしいかもね。

(9月16日追記)
残念なことにSea the Moonの引退が発表されました。バーデン大賞の後、故障が見つかり凱旋門賞を含めて今季の出走を断念すると発表されていました。怪我の状況は定かではありませんが、現在もまだニューマーケットのクリニックで観察下に置かれているそうです。

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July 14, 2014

ワールドカップもダービーも過ぎ去り・・・

そこかしこから、4度目のワールドカップ獲得を祝う花火とクラクションの音が聞こえている。
素晴らしい試合だった。
アルゼンチンの玉際の強さとドイツの正確なパス、位置取りに見とれた。双方が死力を尽くしていた。75分まではまったくの互角だった。しかし・・・・やはりアルゼンチンは最後まで走りきれなかった。アルゼンチンにあったチャンスは120分で2回。その2回を防いだのは、ノイアーのプレッシャー。あの刹那、イグアインの目には仁王像が立ちはだかるように見えたに違いない・・・。

ワールドカップが終わって、シビアでフェアな戦いだったなぁというのが率直な感想。
結局は、代表チームの、いやその国のサッカー全体の経験値・成熟度が勝負を決めるんだな・・・と思った。
それを凄く感じたのは、ベルギーやコロンビアが準々決勝で見せたプレーだった。何か浮ついて、勝負どころでは力が入りすぎる・・・・縮こまって、ビビッていた。一つ一つの判断が遅く、コンマ何秒かだけど躊躇する。その前の試合では伸び伸び、素晴らしいプレーをしていたのに。

で・・・そういうプレーをグループリーグで既に見せていたのが日本代表だったんだなぁ、とそれを見てようやく気づいた。

パーフェクトにプレーしなければ勝てないというプレッシャーがかかった「場」では普通にプレーなんかできないのだ。
だから、グループリーグ突破が確信をもった前提でないチームは、グループリーグでは余裕をもってプレーできない。
4強進出がそうでないチームは、準々決勝では伸び伸びプレーできない。
普通にプレーできない状態で勝つには、よほどの運や実力差が必要。

結局4強に進んだのは、あぁ、そうだろうなという面々だった。これはもう歴史的な経験値の違いとしか言いようがない。彼らは準々決勝でも普通に、勝利に向けて集中してプレーできていた。4強までは淡々とプロセスを踏むような心境でなければ、そこには到達できないのだった。

最後はチーム全体の成熟度でドイツが他を上回った。2006年から8年間で積み上げてきたものが、地の利のビハインドを跳ね返した。一方、ホスト国ブラジルにとっては、自国ワールドカップが来るのが4年、早すぎたという感じがする。

日本にはまだまだ時間が必要ということか。とりあえず16強は前提、8強にもたびたび進めるようになって初めて、優勝を現実味を持って言えるんだろうと思う。個々のプレーヤーの質や監督の力で実現できる範囲は8強までだろう。

閑話休題。

サッカーに気を取られているうちに、ドイツダービー終わってました(汗)。
勝ったSea the Moonのパフォーマンスにドイツ競馬界はにぎわってますな。クルーク調教師の大躍進とともに、ドイツ競馬の新たな潮流が・・・と言いたいところだけど、Sea the Moonのレース振りは正直、感心しないなぁ。左によれる癖を見越して逃げから大外にぶっ飛んで行く・・・それで11馬身空けるんだから凄いんだけど、なんというか、他馬が不甲斐なさすぎの感あり。タイムも良馬場で自分でレース作ったわりには平凡な感じだし。

彼の叔父のSamumも斜行癖があって(彼は右にすっ飛んでいく)、左回りのバーデン大賞では直線で伝説のジェット噴射カットして物議をかもした。そのバーデンでSea the Moonはどういうパフォーマンスを見せるだろう。大外に行って、そこから全馬の前を横切るという、Samumの逆バージョンが見られるかも(゚ー゚;。

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June 01, 2014

ハーツクライ

近年は春にじめじめと寒いことが多かったのだが、今年の春は総じて良い気候が続いている。
しかし・・・なぜかわからないんだけど、こんなふうに陽の気が上昇する気候になると、口内炎ができたりして体調がすぐれない。これは日本にいたときからそう。体が陰陽のバランスを取ろうとして起こる問題らしいんだが・・・・。その時期は一年のうちでも忙しい時期に重なるものだから、苦しい。

そんなこんなで大概、このあたりでブログの更新が途絶えてしまう。スキージャンパーたちは休みだし、ドイツ競馬はフォローしてないし・・・・ということで話題がないということもあるけど。それにしても日本競馬では、ハーツクライが大爆発してますなぁ。4世代目での大爆発ということから、産駒の出来の良さが生産地レベルでの何らかの「ブーム」を起こしているんじゃないかと思う。スーパースター、ディープインパクトと同時に種牡馬入りしたから、最初は最高の牝馬は全部持っていかれてしまっていたであろう。血統構成的にもディープとハーツクライはかなり似ているから、なおさらだ。それが・・・世代を経るにつれて、いい肌馬にハーツを付ける生産者が増えたのではないか?

単なる印象、なんだけど、配合も含めて完璧な馬は種牡馬としては自分を超える子供を出さない気がする。どちらかというと、どこか欠点のある馬の方が可能性を秘めている。ハーツクライは足の外向と喉鳴りという二つの欠点がありながら、ディープインパクトに土をつけた馬。可能性のレベルは非常に高かったのだろう。しかしながら、初世代の産駒の少なさは、生産者的にもその二つの欠点が忌避されていたことを示している。その忌避感はすでに消えた。これからは、種牡馬としてもディープとガチンコ勝負していくのだろう。

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October 06, 2013

まあ、いつか勝つでしょう

Novellistという目標になる馬が消えたことで、ある程度スローになることは予測できた。
そんな難しい中で、あんなに上手く立ち回ったキズナの成長力は凄いと思った。武も神がかったような騎乗だったと思う。それでも・・・・。

今日はトレヴが強すぎた、そのひと言に尽きる。ヨーイドンになって全員が全速力のところですーーっと抜けるなんてね。馬場が緩くて斤量差が効いたと言えるとは思うけど、そんな差じゃなかった。もうちょっと底力が問われるペースになったらなとも思ったけど、冷静になってからリプレイを見たら、今日のレースは力があったらちゃんと勝てるレースだったと思う。オルフェーヴル、キズナ共に上手く立ち回っていい感じで直線に向いた。まぁ、たぶん騎手は馬場が緩かったと言うと思うけど、まぁ、それはトレヴだって同じ。彼女だって硬い馬場の方がいい、って言われていたんだからね。

振り返ってみれば、まぁ、ある意味すっきりした負け、だと思う。
それに凱旋門賞に日本馬が2頭出て、2着と4着。これってすごくないかな。
これを不満に思うのは、10年前を考えたら信じられないような、とても贅沢なことだ。欧州競馬へのリスペクトに欠けているのかもしれない。

いつの日か、めぐり合わせさえ合えば勝てる、そういう時代になったことは間違いない。そのいつか、まで。

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October 05, 2013

Novellist 発熱で取り消し・・・・

なんでやねん。
本当の大一番ではめぐり合わせが来ない、そういう馬なのか?
ダービー、そして今回。
なんか、悔しいなぁ。
今回は日本馬が勝つということなのかもしれないな。

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ああ、ロンシャンに行きたい

凱旋門賞の枠順が決まり、オルフェーヴル、キズナ、Novellist、それぞれほぼパーフェクトな枠に入ったと思う。
いよいよだ。
今回ばかりは、出不精の私もロンシャンに行く気がむくむくと沸いた。でも、どう考えても次の日の月曜は休めなさそう。日帰りできるかどうか調べたが、夜遅い便の飛行機のチケットの確保が・・・・。もうちょっと早くに考えておくべきだったなぁ。取り消しの可能性が高いから、それも難しいんだけど。

なんか、予想するのは馬鹿らしい。
もし、ロンシャンに行ったとしたら、3頭のBOXだけ買うだろう。

ただ、一つ言えることがあるとすれば・・・・・
私の中で「Monsunの最高傑作」の称号を、Manduroと争うNovellistという馬が現れたことに、私自身が驚いている。Novellistの印象はそれぐらい強いものだということ。SSの最高傑作がサイレンススズカだと思って疑わなかった人がディープインパクトを目の当たりにした、という状況に近いと思う。彼がダービーで負けたことが未だに受け入れられないでいるぐらいだ。オルフェーヴルとNovellistのアトサキは私にはわからないが、もしまともに走った怪物オルフェーヴルを負かすとしたらNovellist以外にないと思っている。

が・・・人馬の力以上に、この場合勝負を決めるのは神様だということもまた然り。今回の運気の流れ・・・すべてが武の方に流れている。だから、人の予想なんて馬鹿らしい。剋目して見るのみだ。

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September 01, 2013

バーデン大賞

今年のバーデン開催は好天に恵まれて、今日のバーデン大賞も素晴らしい馬場状態だった。

Novellistが少頭数でペースメーカーなしでどういうレースをするのかな、と思いながら見ていた。やっぱり初めはちょっと行きたがっていたね。ペドロサはああいう抑える腕力はすごいものがある。とはいえけっこうロスかなと思っていたけど、途中からSeismosが前にでてペースを上げてくれて、楽になった。

やっぱり、この馬はいいです。こういう、勝負どころでグッと来る馬は好きだなぁ。最後の着差は少ないけど、直線入り口の一瞬だけで勝負を決め、そして最後まで真っ直ぐ、バランスよく走っていて危なげなかった。綺麗なストライドなので軽く流しているようにすらみえるのだが、後ろでバタバタと後続馬の脚が上がっていくのだった。間違いなくロンシャン向き。捲くるタイプのオルフェーヴルにとっては相性のよくない相手だ。一方、キズナがこの馬に勝つとしたら死んだフリからの最後強襲だろうが・・・止まってくれるかどうか。後ろからでは、相当スローの直線勝負でないと勝機は少ない気がする。だが、ロンシャンはそうならない。武はどうするんだろう。

(9月24日追記)
この記事に先週来、あらゆるドメインから50件以上のスパムコメントがつくようになってしまったので、この記事に対するコメントを受け付けないように設定させていただきます。

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July 27, 2013

Novellist、キングジョージをレコードで完勝

アスコットの1,5マイルを2.24.6だって!
イーブンペースのハイペースのレースだった。中段から抜け出して、最後は離す一方だった。
文句なしに強かった。
主戦のムーアが専属契約のあるスタウト厩舎のHill Starの参戦のために乗れなくなり、すったもんだの挙句今日はムルタのテン乗りだった。ムーアは複雑だろう。なんか、ムルタと手があっている印象もある。今後どうなるのかな。

今日のアスコットはかなりのスピード馬場だったように見える。この感じだとロンシャンもいける。ブックメーカーは即座にNovellistの凱旋門賞オッズを他の有力馬と同じレベルに下げた。当然だろう。

オルフェーヴルとの対決が楽しみになってきた。

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