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March 18, 2018

ヨハンソン、初勝利 RAWAIRはストッホが辛くも逃げ切る ビケルスン

また、ヨーロッパは急に寒くなった。春に向けて緩もうとしている体に、この寒さはこたえる。
あと、寒暖差は風を招く。ビケルスンもクルクル回る風に翻弄されるような戦いだった。

しかし、真のスピードのあるジャンパーはあまり風に依存しないようだった。特に、下の方の風はあんまり関係ない。ストッホ、ヨハンソン、ステヤネンらは、上で叩き落されさえしなければ220までは行けるという感じだった。

団体戦のノルウェーの圧勝ぶりは白けるほどだった。世界最高のフリーガーが4人並んでいるのだから他の国の付け入る隙はなかった。しかし、団体戦そのものよりも、ヨハンソンとストッホのRAWAIR総合の争いが注目の的となった。ストッホの1回目、ずっと吹いていた向かい風が追い風に変わり、さすがの彼もゲート7からでは200mを超えるのが精いっぱいだった。その結果、ヨハンソンにとって絶望的と思われたRAWAIRの総合ポイントのストッホとの差が、55.7点に縮まったのである。距離で46mだから、個人戦でストッホが風で落とされるようなことがあれば逆転が起こりうるという差になったのだった。

今日は土曜よりはいくぶん、風が弱かった。相変わらず風向は一定しないが、許容範囲と言えた。ストッホはフライングのポイントがほとんどないので、1回目はヨハンソンよりもかなり前に飛ぶ。これがどう出るか・・と思っていた。もし、ストッホが飛んだ後に向かい風が出てゲートが下がるようなことがあれば、大きな点差がつく可能性が生じるからだ。しかも1回目のストッホは久しぶりに失敗と言えるジャンプで、風の助けもなく、223mに終わった。が・・彼にとって幸いなことに条件が大きく変わることはなかった。ヨハンソンはゲートを下げて勝負に出て差を詰めることには成功したが、39.3点もの大差が残った。

2回目のストッホのフライトは、少し硬さはみられたものの1回目よりはずっと効率の良いものだった。風の助けは無かったが、237mでランディングもバッチリと決めて、これでRAWAIRは勝負ありとなった。ヨハンソンは246mまでぶっ飛んで今日の勝利を手にした。最後のステヤネンはガチガチでちぐはぐなフライトだったなぁ。あれで230超えるんだから凄いんだけど。

今日の個人的一番のフライトはドメン・プレウツの2本目。ようやく、彼らしいジャンプが見られた。恐るべき才能だ。葛西のフライトは2本とも良かったがスピードがいまいち乗らない感じだった。ステヤネンと違うのはそこだけな感じがした。期待していた小林陵侑は弾けず。飛び出しスピードの違いに対応しきれなかったように思う。ここは、葛西のコーチとしての手腕に期待しよう。

ストッホはプラニツァの2戦を残し総合優勝を決めた。まぁ、今年は彼の年だった。国別対抗もノルウェーがドイツに1000点近く差をつけている。次のフライングでこの差が縮まる可能性は、まったくない。
ということで、あとは最後のフライングショウを楽しむとしましょう。

あ、、競技違いだけど、渡部暁斗のワールドカップ総合優勝は偉業だ。もっと称賛されるべきだ。他競技や昔と比較するつもりはないが、今のルールとフィジカル上位のトレンドにおいて、日本人がノルディック複合を総合優勝するのは、至難の業だと思う。

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