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December 10, 2017

風と雨との闘い ティティゼー・ノイシュタット

今週のドイツはかなり荒れた天気だった。
ティティゼー・ノイシュタットは台のプロフィール自体は規模に合致した非常にまっとうなものだと思うが、いつも風に悩まされる。周囲の地形の影響と思われる強い向かい風が間欠的に吹き、その後には飛び出し直後に変な巻き風が残るように思う。あるジャンパーが向かい風を受けて伸ばした後、続けて飛んだジャンパーが全く違う挙動を示すこともしばしばである。飛んでみなければわからない、とはこのことだ。

今大会も、結果とジャンプの出来の間にあまり相関が見えない戦いとなってしまった。ジャンプの完成度が素人目ではわからないこともあり、個々のジャンパーの状態については判断できない大会だったと思う。

今日の個人戦は追い風が強くて、もう、とにかく試合を成立させるだけ、という感じだったなぁ。いい条件で飛んだ潤志郎がトップだったので少しドキドキしたが、最後の3人になって風が急に凪いでしまい、それを逃さないタンデ・ヴェリンガー・フライタークはさすがだった。風神が最後まで残った観客のために風を止めたということかな。

とにかく、みんなお疲れ様です。

大会全体を見れば、各チーム・各選手ともに少しづつ前に進んでいることはわかる。ただ、その進み具合には差がある。団体戦の3強、ノルウェー・ポーランド・ドイツは順調。スロベニアはプレウツ以外はいい感じに飛んでいたのでチーム的にはかなり追いついてきたように見える。驚いたことに、オーストリアチームが少し遅れている印象がある。もしかしたら、昨シーズンにあったアドバンテージが何らかの理由でなくなってしまったのかもしれない。スーツやアンダーウェアに関わるうわさが飛び交っているようだがあまり気にしすぎないようにしよう。日本はマテリアル的には微妙に後手に回っているようにも感じるが、今季に関してはとにかくオリンピックで勝負できる状態であればいい。ともあれ現在の小林潤志郎のジャンプは素晴らしいと思う。葛西はもう少しスピードが上がってくれば勝負に入ってくるだろう。開幕戦で肩を脱臼した伊東大貴の状態についての情報がないのだが、ジャンプ週間に間に合うのだろうか。

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