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November 19, 2017

小林潤志郎、フロックではない勝利 開幕戦 ヴィスラ

土曜の団体戦を終わって、昨季は日本やノルウェーにあったマテリアル面でのビハインドが無くなったことがわかり、嬉しかった。もしかしたら、独墺とは逆転すらしているかもしれない。一方で、スロベニアはひきつづき厳しい戦いを強いられそうだった。ドイツはフロイントの不在がじわじわと響いてきそう。アイゼンビヒラーがその穴をしっかりと埋められるかどうかが鍵だろう。

予選の段階では勢力図に大きな変化がなさそうだと思ったが、去年の上位陣にいなかった選手がトップレベルのパフォーマンスを発揮していた。小林潤志郎だった。夏の調子をそのまま冬に持ち込むことに成功していた。同じことがポーランドのクバツキにも言えた。この二人が、少なくとも第一ピリオドは上位に食い込んでくると思われた。

とはいえ潤志郎については・・・シングル行けたらいいな、表彰台の淡い期待を持てるな・・・という程度の期待度だったことを告白する。彼を見くびっていた。参りました。

今日の彼の勝利はフロックではない。彼のジャンプは2回とも比較的悪い条件だった。そうでありながら、ちゃんと2回そろえたクラフトに勝った。これは本当にすごいことだと思う。あのしびれる状況で、さらに完成度を上げたジャンプを2回目に出す・・・持っている人間にしかできないことだ。

今回の勝利で、オリンピックや今シーズン全体のことを論じるのは、時期尚早だと思う。彼のためにもするべきではない。しかし、今日の戦いにおいて、彼がトップパフォーマーであったことには疑いの余地がない。おめでとう!そしてありがとう。これで、他の日本選手にも火が付くことは、間違いない。

ただ・・・ちょっと伊東大貴の転倒は気がかり。肩を負傷していなければいいのだが。2回目は潤志郎とほとんど同じレベルのジャンプだったので、怪我さえなければいける。葛西は焦る必要はないだろう。

今日の試合を見て、いくつか思ったことがあったので箇条書きにしておこう。

上位陣のパフォーマンスの差が昨季からさらに縮まっている。ほんのちょっとジャンプの完成度が低かったり、条件が悪いとすぐに順位が落ちる。開幕戦で、2回揃わないジャンパーが多かったからそう感じたのかもしれないが。

ヴィスラのような少し古いタイプの台では、風の影響が大きくなりすぎている。特に上での横風のマイナスが大きすぎて、まったくウィンドポイントで補正できていない感じがする。今日なんて、秒速1メートルの風で20mぐらい飛距離が違っていたように思った。

みんな、スキー短い!つまり、全員が究極の減量をしているということだ。大丈夫かな。

人工雪のランディングバーンは硬くてバンピーでランディングが難しそうだった。ビンディングが外れるケースも多かったように思う。伊東のケースもそうだった。来期は何らかの対策をしてほしい。

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