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November 26, 2017

ダミヤン、驚きの勝利 ルカ

ルカ/クーサモでのワールドカップは、金曜の予選こそ、ここ特有の意地悪な風が吹き葛西を含め何人かの選手が被害を被ったものの、土日は風の状況も安定しており、良い試合だった。

土曜の団体戦、日本の表彰台は素晴らしい。なによりも、昨シーズンにあったやるせないほどの差がなく、ちゃんと飛べば結果がついてくるという状況にあることが、うれしい。そして、今回潤志郎がしびれる状況でのラストジャンパーを経験できたことが、後々に繋がってくるかもな、などと夢想できることが、うれしい。

日曜の個人戦・・・・開幕2戦目とは信じられないほどの競技レベルだった。88キロの飛び出し速度でも、そよ風程度の向かい風があればみんな130mを大きく超えてくる。上位のレベルは非常に高いところでひしめいている。

私には勝負を分ける135mのジャンプと140mのジャンプの差がわからない。どうやら、ほんの少しだけ前に突っ込みすぎて、コンマ1秒以下の単位でスキーが上がってくるのが遅れるといった、微妙な違いによってその差が出ているらしい。つまり、技術的に完成されたジャンプをするのは当然で、その洗練度の優劣における戦いが行われているということだ。ほんの少しだけの、失敗とは言えないような違いが大きな差になってしまう世界になっている。

そんなだから、2回完璧に揃えるのが難しいのだろう。まだ雪の上でのジャンプが少ないからかもしれない。そういう状況で、上位15人ぐらいのチャンスがあるジャンパーの中で完璧に2回揃えた人間が勝つという状況になっているようだ。ヴィスラは潤志郎、そして今回はダミヤンがそのジャンパーだったということになるのだろう。

ダミヤンはサッツの効率という点ではトップレベルであり続けているジャンパーだから、勝ってもおかしくはないのだが・・・・それにしてもいきなりでここで勝つとは驚きである。

今週の戦いにおいて、パフォーマンス的に頭一つ、抜け出していたのがクラフトだった。今日はクラフトが1回目に突っ込みすぎて失敗したことで混戦に拍車がかかったとも言える。土曜、日曜ともに、彼の2回目のジャンプは信じられないスピードだった。揃いだしたら手が付けられなくなりそう。

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Comments

かずやんさん、どうもです。今年もよろしくお願い申し上げます。

驚きの開幕2戦でしたね。マテリアルの差が少なくなったのでしょうか? クラフトが抜けているのは間違いないと思いますが、その彼でさえ、少しのミスが致命傷になるスリリングな展開で、観る方としては、モヤモヤ感少なく、手に汗握る、最高に楽しめる状況だと思います!

小林兄弟もですが、択も大貴も2本そろえることができればトップ10はいけますね。葛西もジャンプ週間には合わせてくるでしょうし。

今回のダミヤン、素人目には、サッツに重力を感じない、ふわっと浮いたように見えました。

Posted by: こたろう | November 28, 2017 at 09:59 AM

こたろうさん、今季もよろしくお願いします。
そうですね、今年はもやもや感がないですよね。単純に、調子がいいとか台との相性がいい選手が上位に来ている感じです。

ダミヤンは高さを取りながらもロスが少ないというジャンプを昔からずっとやっていました。調子のいい時は、おっしゃる通りふわっと行って、しかも最後落ちない。トレンドが彼の方に近づいてきたという気がします。

Posted by: かずやん | December 01, 2017 at 06:48 PM

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