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March 02, 2017

クラフト、2冠達成 世界選手権LH ラハティ

ふぅ・・・なんちゅうスリリングな試合だ。深呼吸。

ラハティの台は小さい。今日みたいに風が大丈夫ならこういう試合になるのか・・・。ラージヒルなのにノーマルヒルの続きのような、最後までどうなるかわからない試合だった。ウィンドファクターは全然効いていない感じで、ちょっとした横風とか空気の巻き方みたいなので勝負が決まっている感じがした。その、飛んでみなければわからない感と、超タイトなポイント差・・・・これが見る者にスリルを味合わせることになった。

それでも、クラフトとヴェリンガーの戦いの構図は変わりようがなかった。2人の力は飛びぬけていた。2人とも、それも2回のジャンプ両方でかなり悪い状況で飛んだのに、結果は御覧の通りである。両者のパフォーマンスはほぼ同じだが、勝敗を分けたのは飛型点だった。フラットな台で追い風条件においては、飛行曲線の高いヴェリンガーはランディングでドーンと落ちることになるので、テレマーク姿勢がパーフェクトには決まらない。一方のクラフトは飛行機の着陸のように、スッと楽にテレマークが入れられる。

しかし・・・今日のような条件ではヴェリンガーが飛距離差で圧倒して勝てると思っていた。しかもクラフトの2回目は非常に条件が悪かったと思う。あれで勝ち切ったということは、クラフトのジャンプが素晴らしかったということだ。まさに、「至高の洗練度」のロスゼロジャンプだったと思う。ヴェリンガーも相手が悪い、普通なら2冠なのに。

日本勢はしっかりと飛んだと思うが、それぞれに変な風に当たったように見えた。基本的なパフォーマンスレベルはかなり改善されていたと思う。葛西は残念ながら2回目に進めなかったが、ジャンプ自体に問題があったように見えなかった。この台は基本的に(もっと言えば竹内以外の)日本人には合わない台だと思う。フラットなのに、カンテの角度が上向きで、瞬間的な出力と飛び出し速度が要求されるから・・・。

今回の上位20人ぐらいのパフォーマンスはあり得ないほど高いレベルだと思う。それを端的に示しているのがアマンの14位という順位だ。彼の2回のジャンプは本当にほれぼれするようなジャンプだった。1回目はランディングもちゃんと入った。彼自身もジャンプの出来自体には納得しているはず。しかし、それで14位である。だから、伊東15位、竹内17位だけど、彼らだって決して悪いパフォーマンスではない。本人たちも、順位には納得がいかないに違いない。

さて・・・今日の感じのままなら、団体戦でポーランドに他チームが勝つのはかなり難しいように見える。この台はポイント差がつかないので、4人が高レベルでそろっていることが重要となる。ドイツはアイゼンビヒラー、フライタークの二人が台にフィットしていない。オーストリアはハイベックが調子落ちで、しかも4人目が・・・。一方、ノルウェーのジャンパーたちが思ったよりもフィットしていて4人揃いそう。メダル争いは混沌としてきたと思う。

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