« プレウツ今期こそは・・・ エンゲルベルク | Main | もし、ゲートファクターによる補正が無かったとしたら »

December 29, 2015

フロイント、風を呼び呪縛を解く オーベルストドルフ

ジャンプ週間開幕。クリスマスを過ぎて少しづつだが冬らしくなってきた。ベチャベチャの状況が避けられて良かった。ただ、今日は風がかなり強かった。ずっと追い風で、しかしその風の強さは一定でなく、不公平感のある試合だった。

特に、2回目の最後はあわただしかった。追い風が凪いだと思ったら、急に向かい風が吹き出して・・・・1回目10位のハウアーから、6位のフロイントの間でゲートが6段も下がった。しかし、その向かい風はフロイントが飛んだ途端に止んで追い風が吹き出したので、最後の3人は逆に3段上げることになった。

結果論だが、フォアファングのところで凪いだ時に少し待てばよかった。とはいえ、あそこでそう判断するのは無理だったとは思う。風の条件が変化し、風のウィンドウ(シグナルをグリーンにする風の強さの範囲)を変更して同時にゲートを変えるときは、ゲートファクター無しでいいような気がするのだが・・・。

ドイツの選手にとってジャンプ週間が地元で開幕するのは、ものすごい重圧だろう。それがドイツ選手にとって呪縛となっていることは想像に難くない。今回、フロイントはようやくその呪縛を解くことに成功した。風の力を借りたとはいえ、2回のジャンプはともにパーフェクトだった。彼の勝利にオーベルストドルフは歓喜の坩堝と化した。ドイツ国歌の大合唱。フロイントにとっても、スポーツマンとしての最高の瞬間の一つとなったと思う。

いつもながら、風神さんはジャンプ週間のやり手の演出家だな。今日の試合はもし公平だったらプレウツが圧勝していただろう。でも、それではジャンプ週間の興味はいきなり失せることになる。プレウツに勝つ可能性のあるハイベックとフロイントを少しサポートすることで、面白い戦いを演出した。

プレウツは2回のジャンプ、風のサポートは全くなかったが、きちんとまとめて差を最小限にとどめた。感覚的には、プレウツはフロイント・ハイベックに対して3mぐらいのアドバンテージがある。一本当たりだいたい、6点というところ。なので今日の差は無いようなものだと思う。

葛西は2回目とも素晴らしいジャンプだった。パフォーマンスレベルではフロイントと大差なかった。予選免除圏に突入できたので、次のガルミッシュ、そしてビショフスホーフェンでは表彰台が目標になりそう。伊東・竹内はあまりにも条件が悪すぎた。ジャンプそのものはシングルに入ってもおかしくないレベルだったと思う。


|

« プレウツ今期こそは・・・ エンゲルベルク | Main | もし、ゲートファクターによる補正が無かったとしたら »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/64278/62964996

Listed below are links to weblogs that reference フロイント、風を呼び呪縛を解く オーベルストドルフ:

« プレウツ今期こそは・・・ エンゲルベルク | Main | もし、ゲートファクターによる補正が無かったとしたら »