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July 26, 2015

iCloud music libraryの、Apple Musicとリッピングした曲の音質差に困る

少しづつCDをリッピングしてiCloudミュージックライブラリに統合する作業を行っているのだが、妙な現象に遭遇している。自分でリッピングした曲をiCloudにアップして、そこからiPadでストリーミング再生をしたときに音が冴えないのである。Apple Musicから配信されるものとは違い「圧縮音源」のイガイガした音がする。リッピングとエンコードはiTMSの楽曲と同じとされるiTunes plus (AAC 256Kbps VBR)の設定にしているのにも関わらず、だ。

ただ、同じ楽曲で音を比較したわけじゃないので、本当にそんな違いがあるのかどうか自信がない。Apple MusicにあるCDはリッピングする必要がないからね。

はっきりさせるためにちょっとした実験を行った。まず、所有のCDに入っていてApple Musicにもある楽曲を一つ選んで、インターネットに接続していない状態で二つのリッピング方法(EACでイメージ化したのちにiTunesにインポートする方法と、直接CDからインポートする方法)でiTunesにインポートした。Apple lossless、AAC 320Kbps CBR、AAC iTunes plus (256Kbps VBR)の3種類のエンコードで別々のファイルにし、マッチングさせないようにアルバム名を手動で変更。その後にインターネットに接続してiCloudミュージックライブラリに登録した。それらの曲のファイルのプロパティを見ると、「アップロード済み」となっている。マッチングは行われていない。

で、それらをストリーミングでiPadで聞いた。同じ曲をApple Musicからの配信でも聞いて比較した。

結果は・・・・Apple MusicはOK。それ以外はすべてほぼ同じ音でイガイガしている。ブラインドテストでも判別できる差があった。リッピング、エンコード方法による差はほとんどなかった。Losslessがほんのすこしマシかな?っていうぐらいの差しかない。もう一つ妙なことは、「オフラインで再生可能にする」をオンにしてiPadのローカルストレージにキャッシュすると多少改善する(Apple Musicとの音質差が少なくなる)ように感じることだ。何故?

キャッシュされたファイルたちは、Apple Musicから来たもの以外はONKYOのHFプレーヤーで聞くことができた。つまりDRMは付加されておらず、マッチングはされていないということだ。驚いたことに、再生中にファイルの情報を見るとApple LosslessでエンコードしたはずのものもAACとなっている。しかし、それ以上の情報(ビットレートなど)は不明だ。

リッピングに使い、ファイルたちがローカルに保存されているThinkpadでそれらを再生して聴いてみると、明らかにApple losslessが良いが、AACのファイルもストリーミングで聞くほどは悪くない。320K CBRと256K VBRは差があるけれども、ほんのわずかだ。驚いたことに、Apple Musicからの配信はlosslessに限りなく近いクオリティに感じた。自分で作ったローカルにあるAAC 256K VBRよりも音がいいことは間違いない。同じビットレートとは思えない。

ただし、それらの音質差は本質的なものでない。ある意味、どれでもまぁ、受け入れられる音だ。自分でリッピングしたファイルをiPadでストリーミング再生した時のような、生理的に辛い音ではない。

つまり、リッピングで作ったファイルをクラウドにアップしてそれをiPadでストリーミングで聞く時のみ悪くて困るということのようだ。iPadではApple Musicの音がThinkpadで聴くときよりもさらに心地いいだけに(つまりiPadのヘッドホン端子のせいではない)、その満足度の差は大きい。

うーむ。どーゆーこと?
たぶん、だけどクラウドに上げるときに全部何らかの形でコンバートされてしまうんじゃないかなぁ。そのコンバートが悪さをするということかも・・・。もともとAACでエンコードしたものも十把ひとからげにコンバートしちゃっているのかな・・・・。圧縮したものをもう一回圧縮したらよくないのは明らかだが、それだけが原因だとするとlosslessのファイルも良くないことの説明がつかない。ものすごく感覚的に言えば128Kbpsぐらいに一旦圧縮されちゃっているという感じなのである。歯切れが悪いのは、iPadで聞いているデータがどういうものなのかがはっきりしないから。耳で判断したあいまいな印象だけで言っているに過ぎない。それに、もう先入観が入っちゃってるから、正確な判断はできていないと思う。

一方でApple Musicの音がかなりいいということもわかった。少なくともコンピューターにヘッドホンを直差しして聴く限りにおいては、ローカルに保存されているlosslessファイルに遜色ない音に聞こえた。エンコード時にかなりチューニングが施されていると思う。

まあ、もともとApple musicの音に一定の満足を得られたからこそ、手持ちのApple Musicに無いものもアップして同じように(音質的にも)聞きたいというのが当初のもくろみだった。が・・・Apple Music(そしてiTMSの)デフォルトとされるAAC 256KbpsでCDをリッピングしてアップロードすれば同じ音質になると思ったのが甘かったようだ。現状では、それらのリッピングしたものはクラウド経由ではApple Musicとは差がある、残念な音でしか聴けないと結論せざるを得ない。リッピング時に努力してもあまり効果がないようなので、対処のしようがない。困った。

とにかく、もうちょっと検証が必要だと思う。

(注:ここに書かれていることは、あくまで「私の環境における、私個人としての感想」の域を出ないものです。決して一般化して鵜呑みになさらぬよう)

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