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March 25, 2015

勝者は一人であるべき?

最終戦を終えてフロイントとプレウツが同点になり、2人優勝と誰もが思った。しかし、クリスタルトロフィーはフロイントの手に、そしてプレウツはフライングの小さなトロフィーで満足するしかなかった。

FISのRULES FOR THE FIS SKI JUMPING WORLD CUPの3.1.3項に、最終戦の後でポイントが同点の場合、順位は個人戦の勝利数によって決まると明記されているからだった。

私自身はそういう規定があることに驚いたが、一方で、短絡的だけれども、そういうことならそれでいいんじゃないかと思った。わかりやすい規定だと思った。まぁ、正直に言えばフロイントが勝ったからそう思うことにしたのかもしれないな。

基本的には、スロベニア陣営も含めて、その結果自体に異を唱える声はあまり聞こえてこない。

しかし、フロイント自身は今週に入ってからのロングインタビューにおいて、非常に率直に、“2人ともが報われるべきだった。このルールを削除して、2人の総合王者が認められるようにすべきだ”と意見している。

彼の言葉を読んで、選手自身が総合王者のタイトルについてどのように思っているか、その価値がどのようなものなのかがかなりわかった気がする。

スキージャンプはやはり運の要素が大きい。極端に言えば、一つ一つの大会の勝利は運で決まる。しかし、総合のポイントは運不運が均された上での勝負。だから、総合王者のタイトルは非常に価値が高い。そういう意識があるのだとわかった。だから、フロイントはシーズンを通してポイントを重ね続けたプレウツをリスペクトしていて、自分にだけトロフィーが与えられたことに違和感を感じているのだと思った。

運不運が均された上での勝負、という意識のもとでは、総合のタイトルが個々の戦いの勝利数で決まるというのは、おかしい気がしてきた。

まぁ、とにかく今回は決まったことだから、いまさら蒸し返しても仕方がない。特に今年の場合は、フロイントが王者という結果そのものにはまったく違和感がない。

それにしても、このインタビューにはフロイントの素直ないい人ぶりが滲み出てますな。表裏のない感じで、好感度高い。


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