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March 22, 2015

信じられない大団円 プラニッツア シーズンファイナル

“終わった・・・・”
精根尽き果てた表情でどっかりと座り込み、天を仰ぐフロイント。
もしかしたら、“あの100グラムか・・・”という思いが、重く後悔となって彼の心に澱のように沈んでいたのかもしれない。
1回目7位だったフロイントは、最低でもその順位を守らなければならなかった。7位ならば、プレウツ2位なら同点で総合優勝を守れる。しかし、最後まで台を掴むことができず、ハイベックを上回れなかった。

しかし・・・・そこから神様の演出が始まる。
シュレリーにほんのちょっと意地悪な横風・・・フロイントを上回れない。これで最低でも7位。
そして、テペシュには素晴らしい微風の向かい風。ジャンプもパーフェクト。244m・・・どこからどう見ても完璧なフライト。20.0オール。沸く観客・・・しかし、まてよ、1回目のテペシュとプレウツの差はほんのわずかだったはず。つまり、プレウツも240まで行かないとテペシュを上回れないことになる。

プレウツのラスト・ジャンプ。風がぴったり止んだ。ジャンプは100%に近いものだった(あの状況でこれは凄いことだ・・・)が、風なしでは240には届かない。2位。フロイント7位。

1729点、4ヶ月、31戦を戦ってきて、同点。
同点の場合は勝利数で上回っている方が優勝することを、今日初めて知った。それをルールとして書いた人は偉い。

でも、今年はフロイントの年だったと、誰もが知っている。おそらく、プレウツ自身もそれをよくわかっているだろう。だから、これで良かったのだ。そして、今日のテペシュの勝利に、あのパーフェクトフライトを見てなおケチをつける人は、スキージャンプを愛する人にはいないだろう。

大団円、八方よしの日。
神様は凄い演出家だ。

シーズン回顧、他のジャンパーの動静などの話ははまたおいおいに。今日はこの余韻に浸ろう。
ジャンパーの皆様、関係者の皆様、今季も素晴らしい戦いをありがとう。

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Comments

まさかの同点、私は双方優勝だと思いました。今期は同点が異常に多い気がします。いやー面白いシーズンでした。選手、関係者の方々、そして、かずやんさんに感謝です。皆さんお疲れ様でした。

Posted by: こたろう | March 22, 2015 at 03:55 PM

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