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January 01, 2015

ヤコブセン、驚きの、でも不思議ではない復活 ガルミッシュ

いつも思うけど、ガルミッシュの新年ジャンプは天気に恵まれることが多い。快晴、ほぼ無風か少し追い風の舞台が整い、力勝負となった。

そしてヤコブセンがトレーニングからぶっ飛んで、そのまま勝ってしまった。予選も含めてすべての回でトップという、完全勝利。本番のジャンプは2回とも条件が悪かったのにそれでも圧勝。おそらく、新しいマテリアルが当たったんだと思う。当たった、というのは、それが魔法のようにパフォーマンスに下駄を履かせたのではなく、ピースがぴったりとハマッたという感じ。ノルウェーチーム内でもそれが当たったジャンパー(ヴェルタも)と当たらなかったジャンパー(ファンネメルなど)に分かれたんじゃないかな。もともと、ヤコブセンは「選ばれし者」の一人で、到達できるレベルは非常に高いはずなのに、最近は飛び出してすぐ左の方に回転してしまうという現象に悩まされて、彼の長所であるサッツでの思い切りがなくなっていた。結局はバランスが整い、自信が取り戻せればトップに戻れる素地があった、ということなのだろう。急な復活は驚きだが、パフォーマンス自体には驚かないという変な印象である。

今日、彼はクラフトに対して16点の差をつけ、その差を21.2点にまで縮めた。つまり、後2回で逆転は充分可能ということになる。クラフト・ハイベックは失敗はしていないのだがイマイチ思い切りが悪いジャンプだったように思う。じわじわとプレッシャーが来ている感じ。展開的にはヤコブセンに風が吹いている。彼には経験があり、プレッシャーはない。あと、完璧ではないながらもじわっと詰め寄ったプレウツ。ジャンプ週間総合王者への戦いはだいたい、この4人に絞られた感がある。葛西はいいジャンプを続けたけどランディングが決まらなかった。差を詰めるには至らず、かなり厳しくなったなぁ・・・。

それにしてもアマンの2回目も凄かった・・・・あの条件であそこまで行くか?オーベルストドルフで転倒していなければまだ勝負はわからなかった。もったいない。また、フロイント・フライタークのドイツコンビも2回目にようやくいいジャンプが出たけど、時既に遅し。あれをずっと続けないと勝負に入れないという、とてつもなく高いレベルになっている。シュレリーの2回目はヤコブセンに次ぐ2位だったけど、少し条件に助けられた感もあって彼の本来のレベルにはないように思う。でも、次のインスブルックでは地の利もあるから勝ってもおかしくない。彼が勝つことは、チームメートへの大きな援護射撃になる。ヤコブセンやプレウツにプレッシャーをかけ、そしてチームメートへの地元のプレッシャーを自分に向けさせるという・・・。去年、モルギーがしたように。


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Comments

新年おめでとうございます。
今シーズンも楽しく記事を読まさせて頂いております。
今シーズンも面白い試合が続いていて、今日のインスブルックも楽しみです。

追伸
シュレリーの2本目の右腕をぐるぐる回すカッツポーズは絵になりますね。さすが皇帝です。

Posted by: 北きつね | January 04, 2015 at 05:37 AM

おめでとうございます。よろしくです。
インスブルックの試合はジャンプの醍醐味を感じるいい試合でした。風のスパイスはこれくらいなら許容範囲です。シュレリーは1回目にちょっとやっちゃいましたね・・・彼は本調子ならこれくらいの失敗でも勝つぐらいですから、まだまだですね。

Posted by: かずやん | January 04, 2015 at 05:55 PM

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