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January 11, 2015

早すぎる春一番がフライングの楽しみを吹き飛ばす バートミッテンドルフ

金曜から、まるで春一番のような暖かい風が吹き荒れ、横殴りの雨が各地で降った。こんなんでフライングができるわけがないと思っていたが、バートミッテンドルフの天候は土曜の午後には予想以上に回復していた。夜中に降り続いた暖かい雨の影響でアプローチがひどいダメージを受けたそうだが、関係者の努力でそれも修復され、試技がキャンセルになっただけで済んだ。だが・・・土曜の試合はさすがに風の有利不利が大きすぎて、勝負に関しては壊れてしまったなぁ。追い風が強くて、ゲートを上げても意味がない状態。時々それが凪ぐと大ジャンプになるが、それが続くわけではなく、次のジャンパーはパタン。まるで、町の商店街の福引みたいな試合だと思った。当たりが数個しか入っていないガラガラをまわして、白が出たらはいティッシュ、残念だったね~次があるさという感じ。1回目に赤を引いたのが、フロイントとクラフト、2回目はテペシュだった。プレウツは2回とも白なのによく4位に入った。5位の葛西は1回目の追い風がひどすぎた。あのフライトは素晴らしい完成度だった。他のジャンパーなら150mぐらいに落ちただろう。

日曜になっても風は収まらず、試合開始一時間前に早々と中止が決定された。ここらでも外の風の音がゴウゴウ、ヒュルヒュルと聞こえるぐらいだから、仕方ない。土曜に試合が成立したのが奇跡だと思う。

新しくなったバートミッテンドルフ・クルムの台は、なかなか面白い台になっていた。ちょっと旧プラニツァに似ているかな。ランディングバーンはほぼそのままで、飛び出しの台だけを少し後に、上に移した感じ。だから、飛び出してすぐがかなり高い。おそらく、ジャンパーの恐怖はかなり大きいと思う。まぁ、そのおかげでフライトはフライングらしい、見ごたえがあるものになった。トレーニングで出たフロイントの237.5mのヒルレコードのフライトを見る限り、なんとか240mはいけそうだが世界記録は無理な感じだ。

あと、ロイツルが現役引退を発表した。彼は決して恵まれているとはいえない物理特性の体でも、技術、マテリアルとトレーニングを最適化すればトップでも戦えるということを身をもって証明した素晴らしいジャンパーだったと思う。特に、ジャンプ週間を制したときのパーフェクトジャンプは眼に焼きついている。引退については、最近のパフォーマンスを見ると致し方ないという気もする。やり遂げたと納得できる終わり方なんじゃないかな。今後どうするかは決まっていないそうだが、彼は指導者向きの選手だと思うので、その方面での活躍を期待している。

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