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December 21, 2014

コウデルカ凄すぎ エンゲルベルク

日本は強烈な寒波に見舞われているらしいが、ヨーロッパは北海の方からの暖かく湿った風が雨を降らせている。ラインラントでは15℃近くまで気温が上がって、秋雨のような雨が降った。山の方でもその影響は避けられず、エンゲルベルク及びジャンプ週間の各ジャンプ台のまわりにもまったく雪がないそうだ。手を尽くして雪は確保されており試合に支障はないとのことである。山の上とか、屋内スキー場とか、人口雪設備の整った別のジャンプ台とかから雪を運ぶというが、大変な費用と労力がかかるのだろう。気候変動は、冬季競技を困難にしつつある。

エンゲルベルクでのパフォーマンスはジャンプ週間の成績に直結する。昨年のディートハートの例を挙げるまでもなく、ここでオッと思うような成績を挙げる上がり馬ジャンパーが、ジャンプ週間に旋風を巻き起こす。その意味で、夏にブレイクしたノルウェーのシェーンがどんなパフォーマンスを見せるのかに注目していた。いきなりの転倒で出遅れてしまったが、逆にそれが吉に出ることもある。(自分への)期待が高いと、入れ込みすぎて初めはいいが尻すぼみということが往々にしてあるから・・・。

だが、結果としては今回は旋風を巻き起こしそうなジャンパーというのは見当たらなかった。いや、シェーンを初めとして素質の高いジャンパーはいっぱいいた。ノルウェーでは彼とともにヨハン・フォルファング、スロベニアのプンガーター、ラニチェク、デズマン、ドイツのライエ、ロシアのボヤリンツェフ、スイスのパイヤー・・・彼らはいずれ勝負に入るジャンパーになるだろう。しかし素質と勢いだけではもう、ジャンプ週間を勝つことは難しい時代になったということなんじゃないかな。それほど、高いレベルになっている。ディートハートは土曜の2回目に一発だけ、去年のトップファフォーマンスを髣髴とさせるジャンプを出したが、あれが普通にならないと勝負にならない。そういう、レベルだった。

コウデルカがジャンプ週間の本命となったことは、衆目の一致するところだろう。それほど、素晴らしいパフォーマンスだった。

にしても・・・ハイベックはまた、2回とも3位。もどかしい。土曜は2回のうち、1回でも当たれば勝てたのになぁ・・・。パフォーマンスのレベルとしてはコウデルカと同等のものがある。日曜はコウデルカが2回ともパーフェクトに飛んだから勝つのは難しかったかもしれないが。彼には地の利もあるので、私的には彼がジャンプ週間の本命なのだが、この感じだとコウデルカに勝つのは難しいかなぁ。まぁ、コウデルカが本命で、ハイベック・ファンネメル・フロイントが対抗、単穴アマン、大穴クラフト、葛西、プレウツというところだろう。プレウツの不調は滑りのポジションに原因がありそうなので、まだ見限れない。何かの拍子に一気に戻る可能性がある。一方、シュレリー・バーダルはちょっと厳しいんじゃないかな。

さて、短いクリスマス休暇をはさんで、ジャンプ週間だ。
日本チームは寒波による悪天候でほとんど飛べてないみたいだが・・・。

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