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December 14, 2014

ファンネメル、ノルウェーのエースへ ニージュニイ・タギール

ヨーロッパは暖かく湿った感じの風が入り、不安定で雨が降るというウィンタースポーツにとっては最悪の気候となっている。ジャンプ週間を控えた各スキージャンプ台は整備に四苦八苦しているらしい。人口雪は作れるけど、それを台に貼り付けることができないでいるそうだ。まぁ、まだ2週間ある。

ということで、今週、ワールドカップがヨーロッパの東の端、アジアに入ったところにあるニージュニイ・タギールに行ったのは正解だった。最初に聞いたときは、あんな辺鄙なところに台を作るなんて・・・と思ったんだけど、あの辺りがロシアの重工業の中心地だっていうことを知らなかっただけだった。軍需産業もあり、資金も豊富。気温も低く、なだらかな山があり、風を呼ぶ大河や海はない。ジャンプ台を作るのにこれほど適した場所はないということになる。

開催は特に日曜日の試合は風に悩まされたけど、全体としてはとてもスムースだった。なによりも、台がいい。浮力が潤沢だった時代の設計なのでちょっとなだらかに過ぎるけど、ウィンドファクターの効きもいいし、ジャンプの完成度がきちんと結果に現れる、とてもシビアで良質の台だと思う。コンパクトで観戦もしやすそう。ソチの台はラディカルに過ぎるが、こっちはちょうどいい塩梅というところ。こういう台が日本にもあればいいのに。大倉山をこんな感じに改修してほしいなぁ・・・ランディングバーンの角度は34°ぐらいにして。

ファンネメル、ようやく壁を破ったね。シュレリーの強烈なプレッシャーを受けながらの、土曜2回目のラストジャンプは見事だった。彼らしい、思い切りのいいジャンプだった。今季はフライングも含めて、まだ何度か勝てるんじゃないかな。それにしてもシュレリーの上昇度には目を見張るものがあった。方向性の微調整が進んで、かなり戦闘力が増した感じ。どうやらまたしても彼の力を見くびっていたらしい。日曜の一本勝負を制したフロイントも調整は順調なようだ。一方で、こんな感じの台が得意と思われたプレウツは案外の出来で、ジャンプ週間に向けて不安を残す結果だった。ファンネメルに先を越されたハイベックもイマイチだったが、台が合わなかった印象がある。

ちょっとびっくりしたのは、ヤッコ・メーテーのキャンセルになった日曜2回目のジャンプだった。まだコンスタントではないけど、あのジャンプは並みの奴には出来ないジャンプだと思う。基本はフィンランドのフラット系ジャンプだが、腰の位置が高いまま行けるのでマキシマムが高い。アホネンもそうなんだけど、微妙に違う。ソイニネン、そう、彼のジャンプに近いんじゃないかな。

日本は3選手が貴重なWCポイントを獲得できて良かった。栃本がfly.deの板を履いていて驚いたが、彼は充分にWCレベルで戦っていける感じがした。一方で渡瀬はどうしちゃったんでしょうか・・・・。


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