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January 04, 2014

勝負はビショフに持ち越し インスブルック

金曜・土曜は嵐のような暴風が吹き荒れるとの予報があり、中止に備えてさまざまなプランが検討されていたそうだ。嵐は思ったよりも強くなかったため予選、本選ともに決行されたが、やはりちょっとジャンプの試合には無理のある状況だった。インスブルック・ベルクイーゼルの台は風の影響をモロに受ける台だから、今日みたいに秒速2-3mの風がくるくる回る状況では、フェアな試合にはならない。

とりあえずジャンプ週間の勝負が風によって壊れなかったことにほっとしている。あと残り9人の段階で、1回目で打ち切るという決断をしたジュリーを評価したい。1回目、いい風をもらったのは、シュレリー、アマン、そして勝ったコイブランタ。最悪だったのはロイツル。コフラー、アホネン、伊東もどうしようもなかったね。モルギーはあの状況でよくあそこまで伸ばしたよ。芸術的だと思った。

コイブランタの勝利は幸運だけど、ただ幸運だっただけじゃない。ガルミッシュでも凄くいいジャンプをしていたし。びっくりするほど飛び出し速度が出ている。スキーに乗れている証拠。複合出身だからスキーは上手い。ただ、これが本人の調子だけのことなのかどうか、ちょっとわからない。フィンランドの選手は全員、凄くスピードが出ている。若手のメーテーもびっくりするぐらい飛んでいる。この、特定チームの選手のスピードが出る状況の裏に、何かマテリアル的な革新が潜んでいるような気がする。オリンピックが近くなって、やっぱりざわざわしてきたね。

あと・・とうとう高梨がアヴァクモワに負けちゃったね。彼女は逆に飛び出し速度が出ない感じになっている。タイミングが合わないのは、感覚と実際のスピードにズレがあるからなのかもしれない。これが彼女個人の問題ならたぶんすぐに直ると思うんだけど(この調整能力は彼女の才能)、マテリアルの問題ならちょっと時間がかかるかも。他の日本選手もスピードが出ていないしね。幸いにも女子W杯は次が日本シリーズなので、じっくり調整できるだろう。それに・・今のジャンプの世界で、違う台で6連勝なんて不可能だ。2回失敗ジャンプで僅差の3位なんて、凄いことだと正直に思う。

(追記)チャイコフスキーでの女子ジャンプの試合、現地気温-18℃!だったんだ。ハイドロプレーニング現象の起こらない状況では、軽量選手はスピードが出ないのは必然。ということは、今回のことは忘れておくのがいい。良く休養してリフレッシュしましょう。

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