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December 22, 2013

追い風の中で エンゲルベルク

クリスマスが近づいてきたが、暖かくてジメッとした気候でらしくない。まぁ、ラインラント地方はこんなものかもしれないけど、これは内陸部でも同じで、スキーリゾート地では雪のコンディションがかなり悪化しているそうだ。

日本選手のいない戦いはやっぱり興味半減だなぁ。エンゲルベルクは常時追い風が吹き続ける、ある意味公平でシビアな、でもあまり面白くない戦いだった。

それにしても、夏から注目していたジオブロがこんなに早く、それも簡単に勝っちゃうとはね。彼は小柄でパワーもスピードもあり、そういう意味ではストッコよりもマリシュ直系の後継者の感じがある。将来は確かだが、勝つにはもう少し時間がかかると思っていた。緒戦に勝ったビーグンもユニバーシアードの金メダルを土産にジャンプ週間には帰ってくる。ストッコ、ジラも好調だし、これでポーランドチームは4人のWC勝者を揃えて団体を戦うことができる。しかも、コットやクバツキもちゃんと計算できるジャンパーだし、その上ムランカ以下綺羅星のように若手が控えている。他国の現状を鑑みるに、今期はポーランドを中心にすべてが展開すると結論するよりほかないだろう。

一方、シュレリーは安定しないね。ただ、飛び出しスピードが出ないという深刻な状況ではないので、ちょっとした調整でまた元に戻るように思う。嬉しいことにモルギーの回復は順調だそうで、オーベルストドルフに出るかどうか週明けにも判断するとのことだ。

ヒンターツァルテンでは高梨が圧巻のパフォーマンス。サッツのスピードは男子も含めても、ジラや伊東など数人ぐらいしか比肩できるジャンパーがいないぐらいだと思う。風が荒れてもこれだけ差があると関係ない。ただ、ユニバーシアードから回ってきたロシアのアヴァクモワの力には驚いた。地の利のあるソチでは間違いなく強敵となるだろう。また、ノルウェーに移ったスメビはものすごく技術がある。条件が良いときの一発が恐い。

あと・・・ドイツの15歳、エアンストの素質は驚くべきものだと思った。たぶん、彼女は本格的に初めてまだそれほど時間が経っていない。そういう未完成なジャンプであれだけ伸びるのはすごい。数年後、高梨を脅かす存在になるような気がする。

女子ジャンプの競技力の底上げはすさまじい勢いで進んでいる。ザイフリースベルガーまで故障してしまって高梨の敵がどんどんいなくなっているように見えるが、その頂に居続けるのはやさしい作業ではなさそうだ。

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