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December 29, 2013

風とウインドファクターのせめぎあい オーベルストドルフ

オーベルストドルフの戦いが、かすかな不条理感を残して終わった。
いい戦いだったと思う。ちょっとだけ風のスパイスが強すぎたかもしれないけど。

今日は葛西が勝てるんじゃないかと思っていた。本人もそう思っていたんじゃないかな。最大の敵はバーダル、それが見立てだった。

しかしなぁ、ここで爆発するか、アマン。
2回目は禁断の赤ボタン(コーチ判断でゲートを下げるためのボタン)まで押して、勝負に出た。そして、その勝負に勝つから凄い。この不安定な風の状況でよくあれを押したよ。今期からヒルサイズの95%を飛ばなければ、下げてもゲートファクターの加点はない。ちょっとでも風が追ったら、ひとつ下から130mを飛ぶのは不可能に近い。そして風は追わなかった。

しかし、その不可能をやった男たちがいる。それはモルギー、バーダル、そして葛西だった。彼らの設定ゲートは後に飛んだアマンよりもひとつ下だった(つまり、アマンは彼らと同じゲートに下げたことになる)。彼らは追い風を受け、ウインドファクターの加点を受けている。しかも葛西はそれが何故か少なかった。明らかに一番、勝負どころで強い追い風をもらったのに。彼が飛んだあと、ゲートがひとつ上がったことがそれを証明している。しかも上がってから追い風は止んだ。何でやねん。

まぁ、仕方がない。これもジャンプ。でも、今日の風神の差配は恨めしい。

それに2回目よりも1回目の方が、風の不条理はずっと大きかった。ヤコブセンなんてジャンプ週間いきなり終了だし・・・。ストッコもかなり厳しい。ほんのかすかに突っ込みすぎて、その上で追い風を受けてしまった。シュレリーはなんとか生き残ったが、アマンとの差は20点もついてしまった。

スーツが細くなって以来、ジャンパーの力量差が小さくなるにつれて相対的に風の影響が大きく感じられるようになった。ウインドファクターの効きが甘く感じられる。そして逆にゲートファクターの逆差別感は大きい。特に追い風でゲートを上げたとき、ゲートファクターによるマイナスは弱り目に祟り目という感じがする。とにかく、今のジャンプは超シビアな世界だと思う。ほんのちょっとした風やジャンプの完成度の差が勝負を左右する。8本飛んでようやく、本当の実力どおりの順位になるだろう。今日はアマンの執念が勝った、というところだ。

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