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December 15, 2013

普通に凄い葛西 モルギーの復活と悲劇 ティティゼー・ノイシュタット

ノイシュタットのワールドカップは久しぶりだ。ここのデカイ台は見るほうにとっては非常に魅力的だが、台のプロフィールが古く風の影響を受けやすいのでジャンパーにとってはスリリング。逆にそのためこの台を好むジャンパーが多いと聞いたことがある。チェコのヤンダはインフルエンザからまだ回復していないのに、この台で飛ぶチャンスを逃したくないと言って無理を押して参戦したそうだ。

今週は天気は悪いが比較的穏やかな気候だった。土曜は多少の風の有利不利はあったものの、それでも今までのワールドカップのことを考えれば十分に許容範囲。そして日曜はほぼ無風の非常に公平な試合だった。古いプロフィールの大きな台としては、これ以上は望めない。

その公平な試合で、葛西は土曜6位、そして日曜は3位表彰台。素晴らしかった。実は土曜の方が勝てる可能性があったと思う。彼の2回目のジャンプは本当に素晴らしいジャンプだった。風の条件がもうちょっと良かったなら・・・。一方、日曜のアマンとストッコはちょっと凄すぎてこれを上回るのはちょっと難しかったかな・・・と思う。完璧じゃないジャンプでもその3位に入るんだから、凄いんだ。このまま行ってくれれば、どこかで勝つ可能性は充分にある。

土曜のモルギーも凄かった。一回目のジャンプは神がかっていたよ・・・。2回目もきちんとまとめて、久しぶりの個人戦での勝利。怪我、手術、そしてプライベートの問題などいろいろあって一時は引退を決意したそうだが、見事に復活。嬉しい。

しかし・・・日曜、一回目のジャンプ。141mの素晴らしいジャンプだったように見えたが、着地でちょっと変な体勢となりビンディングが外れて転倒。顔から落ちてノックアウト状態でヘリで病院に搬送された。体中打ち身切り傷だらけだそうだが、幸い、小指のヒビ?以外には大きな怪我はないそうである。この台は141mはちゃんと立てる場所だし、風もほとんど無かったと思う。なぜ転倒したのだろう。

しかし、なんとレベルの高いことか。HS142の台で132~3mでは2回目に進めないのだから。つまり、8~9mの間に30人がひしめき合っている状態だ。ここはノーマルヒルじゃない。差の出やすい巨大なラージヒルなんだ。有力どころでもかすかに失敗しただけですぐに10位以下に落ちたり、2回目に進めなかったりする。その中で葛西だけでなく、伊東・竹内もしっかりと存在感を示せていた。凄いと思う。3人が予選免除になるなんて何年ぶりだろう?それにしても竹内は風が当たらないなぁ。土曜の二回目なんか、計測場所だけの使えない風が当たって逆差別みたいな感じだったし・・・・。でもこれを続けていたら必ず勝てる日が来ると思う。

・・・えーっ、なんで日本チーム帰国??残念至極。エンゲルベルクはいい台で公平な試合になることが多いから、この調子を保ちながらポイントを稼げると思ったのになぁ。日本に10日ぐらい滞在して帰ってくる・・・というのがどれだけ体への負担が大きいかは、よく知っているつもりだ。なんとかならんものか。毎年同じことを言っている気がする。

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