« 風・風・風 クリンゲンタール開幕戦 | Main | 嵐の余韻の中で輝いた希望の光 リレハンメル »

November 30, 2013

クーサモも風

天気図を見てあぁ、これはまぁ無理だろうと思ったよ・・・・
スカンジナビアに発達した低気圧が居座り、クーサモはそのど真ん中に位置していた。

この状況では結果そのものからは何も導き出せないだろう。金曜に勝ったシュレリーの2回目はとんでもないジャンプだったが・・・・あの状況でも勝ってしまうというところに凄さがある。まぁ、それぐらいだ。

調子のいいジャンパーにとってはポイントを稼いでおきたかったのに残念という気持ちがあるだろうけど、こういう状況では、たぶん、もっと精神的にしんどいのは調整の遅れているジャンパーだろう。ジャンプを飛べないことには、悪いところを見つけることも、それを修正することもできず、ただジリジリと焦り疲れるのみ。こんなだったらクーサモに来ずに地元でトレーニングすればよかったと後悔する。

そういう意味では、主力をリレハンメルビケルスンで調整させたノルウェー・チーム、そしてアマンは良い選択をしたと言えるだろう。

というわけで散々なシーズン開始となってしまった。次のリレハンメルはまともであることを祈る。
いい機会なので、今までのジャンプを見て今年、期待値以上に活躍しそうなジャンパーを独断で予想してみよう。

フロイント(ドイツ)
彼にとって期待値以上となると、それはシュレリーとの総合優勝・金メダル争いをするということ。今年、彼はここ数年で初めて順調なシーズンオフを過ごした。私の見立てが確かなら、彼のポテンシャルが開放されたとき、シュレリーは彼を倒すのに全力を出し切る必要があるだろう。

テペシュ(スロベニア)
ここまでのジャンプを見て驚いた。追い風に対応できるようになった。ずいぶんパワーアップしたと思う。もともと空気を捕まえる才能は同僚のクラニェッツを凌ぐほどのものだから、パワーがあればジャンプ台のプロフィールや条件に左右されずに活躍できるようになる。フライング選手権での爆発に期待。

竹内(日本)
いよいよジャンパーとして完成に近づいたと思う。地力アップは明確。今年は少なくとも1回は勝つと予想する。ランディングが上手いので、オリンピックのノーマルヒルでメダルを取るんじゃないかと密かに期待している。伊東、葛西は期待値通りで充分なのでここで取り上げる必要はない。

フェットナー(オーストリア)
彼は能力も技術も間違いなく一流。精神的な部分でもうちょっと楽に飛べるようになれば・・・・たぶん、ポイントナーコーチももどかしく思っていることだろう。このタイプはちょっとしたきっかけで大化けすることがある。ロイツルとかバーダルとか宮平のように大器晩成の可能性あり。

ジラ(ポーランド)
以前はパワー偏重型だったが、サッツがどんどん洗練されてきて、最近は非常にバランスの良いジャンプになった。タイプとしてはコフラーに似ていて、悪条件に強く、一発もある。荒れた試合で何度か勝つと思う。それがオリンピックに嵌る可能性がある。ちなみにポーランドの若手はビーグンが勝っちゃってもうすでに期待値が上がってしまった。ジオブロやクバツキも表彰台には上がると思う。

マクシモフスキンとロマショフ(ロシア)
誰やねんそれ、っていう声が聞こえてきそうだ。オリンピックって、やっぱり地の利はものすごくある。カレリン亡き後、ようやく出てきた、ロシアの新星たち。オリンピックで何かをやらかすとしたら彼らだと思う。

このくらいにしておこう。
私に取り上げられるとろくなことがないというジンクスが怖いし。

|

« 風・風・風 クリンゲンタール開幕戦 | Main | 嵐の余韻の中で輝いた希望の光 リレハンメル »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/64278/58674661

Listed below are links to weblogs that reference クーサモも風:

« 風・風・風 クリンゲンタール開幕戦 | Main | 嵐の余韻の中で輝いた希望の光 リレハンメル »