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October 25, 2013

周回遅れを維持

次のコンピューター環境をどうするか決めるに当たって、周囲のドイツ人たちに意見を聞いて回った。こういうとき、ドイツ人は意見をはっきり持っている(それが説得力があるかどうかは別だけど)のでわかりやすい。アップルユーザー(Mac Pro+iPhone)、Windowsユーザー(ドック型Windows8マシン+Windows Phone)、Ubuntuユーザー(Ubuntu+Nexus4)という典型的な3人が丁度仕事場にいたというのも、ありがたいことだった。

で、新しいサービスとクラウドとの常時接続がもたらすユーザー体験についてはだいたいわかった。でも、結局のところ、人々の選択はAppleやMicrosoftが好きか嫌いかで決まっているのであって、機能そのものはどれでも大差ない・・・ということも明らかとなった。そして今やMicrosoftもGoogleもAppleのようにサービスで囲い込む方向に走っているので、Windowsフリークの彼がサービスの統一による利便性を力説すればするほど、Appleは囲い込みによってユーサーに自由がなくなるから嫌だという見解との間に大いなる矛盾が生じるのだった。確かに、Appleはサービス・ソフトウェアにかかるコストをハードウェアの価格に転嫁するから、ハードウェアの価格が高くなるし、その選択に自由は無い。しかし、それがゆえにソフトとハードが一体となった、アップルの考える最高の組み合わせが実現されている。これは表裏一体のこと。それにWindows8だってハードウェアのデザインをかなり厳密に規定してしまっている。今度出た、各社の冬モデルが「どれも同じ」に見えることがそれを裏付けている。

ただ、それらの今冬の新製品たちを概観して感じたことが一つあった。AppleのA7チップやIntelのAtomZ3770の性能、そしてそれらを搭載した製品たちは、ドック型・コンパーチブル型のマシンが本当にパワフルでありながら軽く、大画面という時代がもうすぐそこまで来ているという印象を自分に与えた。

今はまだ、パワーがあってバッテリーがちゃんと持つマシンは1キロぐらいはある。でも、たぶんそれが新しいiPad Airレベルの1ポンドになるのはもうすぐそこだと思った。

こうなってくると、もしかしたらMicrosoftは先見の明があったということになるのかもしれないな、と思うのだった。そしてAppleの方がそれに追随するのではないか、という予感を覚える。今はモバイル用とデスクトップ用に分かれているOSが一つにまとまり、マシンのモード変化にしたがってインターフェースだけが変化するような感じ・・・・・。

今後はAppleがOSを統合するかどうか、そしてSurfaceのようなマシンを出すかどうかに注目していこうと思う。その時にどのような入力デバイスを出してくるのかが興味深い。次のユーザーエクスペリエンスのジャンプは入力デバイスが鍵を握ると思う。

ということで、私は周回遅れを維持することに決めた。できる限り少ない投資で既存の環境をアップグレードする。ロバストなThinkpad X200の程度の良いものを購入し、最新のSSDとWindows7を入れて運用することにした。今使っているX41にはUbuntuを入れて遊び、そして、iPad Airでアップルのフィロソフィーを体験する。今回のiPad Airはアップルがタブレットに必要なものは何かを良く考えた上で、他社の機能至上主義に追随しないという強烈なメッセージを込めて作った骨のある製品だと思った。たぶん売れるよ、これ。500gの壁も破ってくれたし、文句なしです。ネットサービスはどれがクロスプラットフォームにちゃんと対応しているかを見定めよう。

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