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March 10, 2013

ジャーマン・パワー全開 ラハティ

昨日は急に暖かくなり20℃近くまで気温が上がったのだが、予報では明日は冷え込んで雪まで降るそうだ。体の陰陽バランスの管理をしっかしりないと風邪を引き込みそう。日本も寒暖差が激しいようなのでご自愛のほどを・・・。

今週のラハティ大会からが北欧シリーズ。今年はノルディックトーナメントとは銘打っていないようだが、なんでだろう?ラハティの台はK116という数字からもわかるように、今や欧州でも一番古いラージヒルと言えるだろう。とはいえ、全体のプロフィールを見る限りにおいてはあまり古さは感じないし、助走スピードも高め。見た感じでは踏み切り台が短めなのでタイミングが難しいように思う。この辺が古いということなのかもしれない。踏み外し気味に低く出ると伸びないようなので、バン!と踏み切る瞬発力のあるジャンパーがここでは強い印象がある。こういうことはジャンパー自身が語ってくれるといいのだけどなぁ。

そういうわけか、ドイツ勢が絶好調だった。土曜日の団体はまさに影を踏ませぬ完勝でびっくりした。世界選手権で膝のカプセルにひびが入ったモルギーを欠くオーストリアは全体に低調で4位完敗。モルギーの代わりに出たクラフトは充分にその役割を果たしたが、シュレリーの不調はちょっと深刻なレベルに達している。飛び出しスピードも高さも出ているのに、後半の伸びがまったく感じられない。こういう、失敗していないし台が合わないわけでもないのに伸びない時は深刻だ。

日曜の個人は追い風が強く、さらに力勝負の様相が強くなった。フライタークはこういう条件に強いねぇ。調子も素晴らしい。一瞬でサッツ完了、しかもサッツでのゲインは凄い。今後も古いタイプの台が続くので連勝街道に入るかも。バーダルはしぶとく2位でシュレリーの総合優勝決定を先に延ばした。こちらも、追い風には強い。

先日、ユーチューブで昔のジャンプをいくつか見たのだが、その後で今日のジャンプを見てその差にびっくりした。ビンディングの革新がサッツにもたらしたものが何なのか、良くわかった。飛び出してからスキーの上がりを待ったり、ひきつけたりする必要が無くなったのだ。その結果・・・わかりやすく言えばみんながアホネン・マリシュ・アマン化した。今、アマンが苦しんでいるのは、単に他が追いついたからでしかない。全体のレベルが高いので、ほんのちょっとでも調子が落ちると、トップジャンパーであってもすぐに2回目に進めないところまで追いやられる。

今大会中にアホネンが来季の復帰を明言した。窮地にあるフィンランドのジャンプ界を救えるかどうか・・・私はかなり難しいと見ている。今のジャンプのレベルは、2年前とは比べ物にならないほど上がっている。そして、アホネンは私の見立てではもっとも、ビンディングの革新の恩恵を受けられないジャンパーだと思っている。それがなくても、そういうジャンプ・・・スキーの上がりを待たなくてもいいサッツができたジャンパーだったから・・・・。

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