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March 17, 2013

シュレリー、オーストリアを引っ張る 沙羅、サラに完敗 オスロ

寒さはしぶとく居座っている。来週も春らしい気候には程遠いとのこと。今年はイースター休暇が早いのだが、この調子ではまったくそれらしくなりそうにない。

スキージャンプはトロンヘイムからオスロと続いたが、見る方も疲れてきた。選手はもっとだろう。

トロンヘイムの試合は見られなかったが、結果はまぁ、新しい台ならなおさら、みんなが束になっても今のストッコには敵わないというところ。伊東も調子はかなりいいと思うが、相手が悪かった。

オスロ・ホルメンコーレン大会は風が舞って、不公平感が強い試合となってしまった。さすがのストッコも風神に完全にそっぽを向かれたら勝ち目は無い。しかし・・・シュレリーの勝利には驚くと同時に感心するしかなかった。得意な台だからということでこんなに変わるものかな?おそらく、国別対抗で危機にあるオーストリアを救うという新たなモチベーションが大きいのだと思う。この戦いの前は、層の厚いオーストリアであってもモルギーの不在とコフラーのスランプの穴を埋めるのは難しく、しかもチームは世界選手権団体の勝利で燃え尽き、青息吐息で抜かれるのも時間の問題だと思っていた。しかしシュレリーのV字回復により、ノルウェーの本拠でトップを守ることに成功した。次のフライングでもシュレリーと復調傾向にあるフリーガーのコッホ、信頼できるロイツル(最近はフライングも飛べるし)、そして戻ってくると言われているモルギーでなんとかなりそうな感じになってきた。とはいえ、2位ノルウェーとの差はたった46点。フライングが得意なノルウェーは逆転を狙っているだろう。逆にドイツは今日、フライタークがエアポケットに吸い込まれてしまったのが痛い。全体としてフライングは得意とは言えないしね。ただ、ビケルスンでも見えたように、今年はプラニツァでも高さが必要になっている可能性がある。蓋を開けてみないとわからないというのが正直な所だ。ストッコ、伊東、スロベニア3人衆(プレウツ・クラニェッツ・テペシュ)あたりが最終戦で「シュレリーとノルウェー・ドイツ勢の間に挟まること」によってオーストリアを助けるという展開もありえる。個人的にはちょっと気になる存在はハイェックだ。今日の1回目のジャンプをプラニツァでできたら、220mまで行くと思う。

そうそう、ジラの初勝利(シュレリーと同点)も喜ばしい。ポーランドのジラ・コット・クバツキの3人はいつかは勝つだろうと思っていたが、思ったより早くその日が来た。最近のジラは空中も上手くなって、フライングも飛べるようになって来ている。来年のオリンピック、ポーランドはひょっとしたら・・・と思う。

今日は女子の最終戦も見ることができた。なんといいますか、2人と29人は別の大会をやっている感じ。沙羅・サラ対決はサラの3連勝となった。世界選手権では高梨に運が無かったと思ったが、今日は点差こそ2点だが完敗の印象が強い。ヘンドリクソンの2回目は、あの条件で129まで行かれたらしょうがないというジャンプだったと思う。飛び出した瞬間、ウヘぇーと声が出てしまうぐらいの上手いロスレスサッツだった。高梨はもう一段上のレベルに行けなければ、来季、ヘンドリクソンに伍していくのは難しいと思う。もちろん課題であるフライト最終段のレベルアップも必要だろうが、それには時間がかかる。短期的には「圧倒的飛距離で勝つ」方向性のほうが、今のルールでは勝ち目があると思っている。ふだんの試合から他のジャンパーより3段、4段下げて飛ぶようにして、悪条件で勝てるようにすればいい。なんだか、長野前の船木対原田を思い出すなぁ・・・なんて言っても、彼女たちはそれをリアルタイムで見ていないんだな・・・ふぅ。

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