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February 10, 2013

スロベニア、4本の矢 ヴィリンゲン

今年のカーニバルは例年よりもずっと早い。しかも、寒の戻りで雪は降るし、寒いしで、あまり盛り上がっていない感じがする。今日は久しぶりに晴れ間が出て、その太陽の高さは春を感じさせるものだったが、風は身を切るように冷たい。外の木々は盛大に揺れている。ヴィリンゲンの個人戦は秒速10メートルに達する風で中止となってしまった。

昨日の団体戦では、スロベニアが大差で勝った。これで、ザコパネに続いて団体戦は2連勝となった。驚いたのはその内容の濃さだ。ノルウェー、ドイツがまったく問題なくポイントを重ねているにもかかわらず、徐々に突き放していった。モルギー・コフラーを欠くオーストリアが、シュレリーをもってしても表彰台にすら上がれる気配が微塵も無いという、とてつもないレベルの高さだった。

今のスロベニアは大きな台では強い。チームツアーはこのあとクリンゲンタール(おそらく今日の代替試合で2連戦)からオーベルストドルフのフライングとなる。特にフライングの団体で負けるとは思えない。調子のいいプレウツが個人でも表彰台に上がる活躍をすれば、チームツアーのタイトルは自然とスロベニアのものとなるだろう。

スロベニアの団体の強さは、4人、均等に強いということだ。しかも微妙にジャンプのタイプが違っていて、相互補完関係にある。ヤッカ・ヴァラの台頭が他の3人を刺激しているように思う。新しいビンディングをうまく使い、深いクローチングからスピードに任せて飛ぶスタイルが嵌っている。

世界選手権の舞台であるプレダッツォのラージはそれほど大きくないし、ほぼ追い風ばかりだからスロヴェニアのアドバンテージは小さくなるだろう。団体のメダルは大混戦模様だ。4人揃っているという意味ではノルウェーもかなりのものだし、一時崩れていたヤコブセンが復活気配なのも心強い。オーストリアはモルギーが本当に間に合うのか、それとも今年は本当はプライベート優先なのかが鍵。ドイツは酷なようだがヴェリンガー次第の状況だ。この4強に割って入り、他のチームがメダルを獲得するのは非常に難しいと言わざるを得ないだろう。

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