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January 20, 2013

ともあれ、大事にならなくてよかった 大倉山

連日、寒い。先週やってきた寒気はヨーロッパを覆ったまま居座っている。冬季競技には好適な気候だとはいえるが・・・なんというか、振れ幅が大きすぎる。これこそが、人間の放蕩によって引き起こされた気候変動の表れなのだろう。

嬉しいことに、予想外に多くのトップジャンパーが日本に飛んでくれた。ノルウェーはほぼトップチーム。調子のいい今、シュレリーとの差を詰めたいということだろう。ただ、大倉山の2戦は、ドイツでは無料放送での中継が無かった。特に日曜は飛行機の都合で午前スタートだから、こちらでは深夜の戦いとなる。しかたない。

日曜朝、起き出してすぐFISの公式リザルトを開く。Daiki Ito DSQ ICR 441.5.6 : START BEFORE THE GREEN LIGHT・・・。どういうことだろう?せっかく、1回目2位だったのに?

そのままBerukutschiへ。Daiki Itoはスタートゲートから滑り落ちた・・・へ?

ユーチューブに行くと、早速アップされていて見ることができたけど・・・・あんなほんのちょっとしたことで、こういうことって起こるんだ。数十度の斜度のある斜面の上にちょこんと座っているということが既に危険だということを、改めて知ることになった。

スタートのバーに滑り止めを設置してくださいな。今回はほんと、不幸中の幸いだ。

ということでちゃんとは見られていないけど、雪と向かい風の大倉山らしい戦いだったようで。大倉山は低速では下の向かい風のあるなしで10mぐらい違うから、勝負はおみくじのようなもの。それに上の風は多すぎるとマイナスですらあるのに、ウインドファクターでは引かれるから逆差別もある。でも、結果的に上位の顔ぶれは1日目と2日目でほとんど変わりがなかったのだから、比較的公平な戦いだったのだろう。

ヤン・マトゥラの2連勝は出来すぎだとは思うけど、フロックでは決してない。ジャンプ週間から、一発のクオリティでは上位に入れるものを出していた。それを安定して出せるようになって、台が合って、ちょっと幸運を得たら勝っちゃった、そういうことだろう。

ジャンプの型から言っても、今後彼はフライングでも上位に顔を出してくると思う。クラニェッツや伊東の復調も嬉しい。彼らのような空中の上手いジャンパーがようやく新スーツに対応し始めた。幸いなことにスピードジャンプはビンディングの更なる改良の結果、まだ、生きている。次のビケルスンではもっと驚くべき勢力図の変化が見られるような気がする。ちょっと気になるのが、テペシュだ。

シュリーレンツァウアーとの差を詰めたかったノルウェー勢は不発に終わった。大倉山の風神はシュレリーがお気に入り?風神は葛西・岡部にも厳しかった。葛西には表彰台を狙える力があったと思うし、岡部もポイントを取れて当然だったから、残念。

今週は史上稀にみる高レベルの戦いになるであろうリベレツのジュニア世界選手権がある。次の10年を占う戦いになるかも。

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