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December 27, 2012

現状の問題整理 (1/3)

今年のクリスマスは雰囲気が乏しかった。ノルトラインは冬に寒くならない所だが、今年は例年にも増して暖かくジメッとしていた。太陽はほとんど差さず暗いので春という感じでもない。ただただ、生ぬるい空気感があった。

とはいえ、この気候は家でのんびり音楽を聴くのには悪くない。Arkadiaは湿度に敏感なところのあるスピーカーで、暖房をガンガンにかけたりして乾燥しすぎると良くない。逆に湿気すぎるのも良くないのだろうが・・・。おそらく、これは布や紙の振動板を持つスピーカー全体に言えることだろう。とにかくこの休みの間にじっくりと音楽を聴く時間を持て、いくつか気づいた/前進したことがあったので、ジャンプ週間が始まる前に記録としてここに記しておこうと思う。

真空管の鳴き問題についてはいくつかの気づきがあった。4本の真空管のうち1本が時おり鳴くのだが、よく見るとその1本だけ他とロットが違う。そして、その真空管が鳴いているときにバイアス電圧をチェックすると、必ず何らかのアンバランスが見つかる。そしてそれを正しくすると、鳴きが収まるのだった。それらのことから推察するに、そのロット違いの一本が他と振動モードが違っていて鳴きやすいがために、回路にストレスがかかると鳴いてしまうということらしい。と、いうことは、それが鳴かないようにバイアスを調整してやればパーフェクトにバランスが取れるということなのではないか?そう思って鳴きを聴きながら、それが収まるようバイアスを調整するようにしてみたら、驚くほど簡単に「当たり」の状態に持っていけるようになったのである。

一本だけ真空管のロットが違っているというのは精神的には非常に気持ちの悪い状況ではあるのだが、その一本がセンサーとなって問題を知らせてくれるという実用上のメリットがあるという、なんとも喜んでいいのかわからないことになっているということだ。ま、とりあえずこのままで良いか。

もう一つの悩みはジャズやポピュラーに比べてオーケストラがうまく鳴らないことだ。その理由の一つは、低音の量感不足にあることは以前から気づいていた。もともと、Arkadiaは低音の量が多いスピーカーではない(質は非常に高い)。一方で中高域はまっすぐ、ワイドレンジ感がある。また、いくつかの理由から、一番小さな部屋をリスニングルームとして使うことにしたのだが、この部屋では100Hz付近の低音の量感に直結する部分に谷ができてしまうという問題があるのだった(後述)。この二つの理由から低音の量感は不足気味となってしまっていた。ジャズは低音の量より質が重要だし、ほとんどのポピュラーは低音が入っていないのでこれはさしたる問題にはならないのだが、オーケストラだけは下支えがしっかりしない、ガヤガヤした音楽になってしまうのだった。

オクターブアンプを選んだ理由の一つに、低音がどちらかというと量感重視で締め付けすぎないということがあった。その狙いは当たったと思っている。

ただ、その後、広帯域の良いケーブルに変えたことで、音の抜けの面では最終的に格段の向上を見たのだが、逆にArkadiaの特徴(特長)が強調されることとなった。素晴らしい音場、音のスピードの揃いと抜けのよさ(低音も含めて)の一方で、ブリリアントで強い中高音に比して足りない低音、つまり聴感上帯域バランスの悪さが前面に出るようになってしまったのである。

帯域バランスが悪い、と書いたけどそれは個人的なこと。この状況でコルトレーンとか聴いたら痺れます。どうやったらソフトドームでこんな音が出るんですか、って感じです・・・・。コンプレッションドライバー搭載のいいスピーカーの音とかは聴いたことないけど、そういう音に近いんだろうと思う。

ただ、これでは自分には問題がある。これをどのようにオーケストラも聴けるようにするか・・・・後戻りはしないで、今の良さを最大限生かしながら。まずは現状の把握からやってみることにした。

(続く)

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