« Arkadiaの相手選び 結論 | Main | '12-13シーズン開幕 »

November 10, 2012

音出し

じりじりとした待ち時間を経て、プレーヤーとアンプが届いた。
心は、プレゼントの大きな包みを手にした子供のようにはしゃいでいる。
取るものもとりあえず繋いだ。

Creek Destiny 2 CD playerは同じブラックモデルでも店頭にあったものと様子が違っていた。トレイの動作はずっと穏やかに、スムースに。フロントパネルとボタンは光沢の抑えられた上質なものになっていた。ロゴや文字は落ち着いた彩度のグレーとなりわずらわしくない。そしてスタンバイ時のブルーのLEDの鮮やかな演出。エクステリアにいくつか不満を持っていたのに、それがことごとく良い方向に変わっていた。嬉しい誤算とはこのことだ。これなら、ブランドのフラッグシップとしての矜持を感じることができる。気に入っていた、TOC読み取りの「スッ、カチリ」という音と動作の速さはそのままだった。

Octave V40SEは簡素だけど実にちゃんとしている。華美な演出を極力排しているのもいい。今、まさに失われつつある古きよきドイツ的良さだ。入力切替リレーのメカニカルな感触、しっとりとしたボリュームノブの感触も嬉しい。Sovtek 6550WEは思ったより大ぶりの堂々とした管だった。V40SEにはちょっと大きすぎるかな。あと、見た目的にはカバーはないほうがいいのだが・・・・つけるとちょっとダークなメカメカしい雰囲気になる。ダースベーダっぽい。

Solidsteel 5.3ラックにセットされたCreekとOctaveの姿は、これらは同じブランドですか?と言われそうなほど見た目の整合性が取れている。しかも、同じ雰囲気をまとっている。ブラックモデルにしたのは、その方が光沢感の差が目立たないだろうという意図だったのだが、Creekの上質感がアップしていたことでその目論見以上の統一感が得られた。こういうことは大切だと思っていたから、とても嬉しい。

真空管のバイアス調整もそこそこに、平積みの山の一番上にあったグールドのブラームス間奏曲集をCDプレーヤーのトレイにセットした。まずちゃんと音が鳴ることに安堵した。とりあえず小音量でリピート再生しておき、真空管が温まるのを待つ。数時間後、温まったところでバイアスを適当に合わせ、音量を上げて聴き始めた。

まず、あぁ、良かった、大丈夫だと安心した。そして次にに心に浮かんだのは・・・「Arkadia、ごめんな」だった。3年間も、本当の音を入れてもらえてなかったんだ。

もちろん、新しい機械だから音はまだバラバラで余計な響きがいっぱいだ。でものっけからTitzerさんのところで鳴った音をポテンシャルの点では超えていた。びっくりするぐらい私が欲しかった音のバランスになっている。感覚的にはこれでいけるはずだと思っていたが、その期待値をはるかに上回るほど、6550WEのV40SEによりArkadiaは朗々と鳴った。Arkadiaがこんなに低音が出るスピーカーだとは思っていなかった。Arkadiaで金管の「ぶっ放す」感じが出るとは思っていなかった。小音量でも痩せない音・・・まさに欲しかったものだ。

あとは、余計な音を一つ一つ消す引き算の対策を講じていけばいい。ケーブルはもう選んである。真っ直ぐに彼らの良さを引き出すだけでいい。いよいよ、ステレオサウンドの「ファインチューニング」の記事が役に立つ時が来た。一歩一歩、進めていこう。

ごめん、Arkadia。これからが本当のつきあいだ。

Destiny2


|

« Arkadiaの相手選び 結論 | Main | '12-13シーズン開幕 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/64278/56079896

Listed below are links to weblogs that reference 音出し:

« Arkadiaの相手選び 結論 | Main | '12-13シーズン開幕 »