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November 02, 2012

Arkadiaの相手選び 9

からの続き)

帰りの電車の中で、今日聴いた音を反芻していた。Titzerさんが言ったことはすべて本当だった。Naimの躍動感のある音は一つの極みだった。Creekは音にうまく覆いをかぶせて、音楽を楽しませた。Octaveのアンプとしての凄さはありありとわかった。が・・・組み合わせの妙というのはおそろしいものだということも同時に痛感していた。結果論で言えばNaimのCDPをリファレンスに使ったことが失敗だった。全体のバランスと言う意味でNaimとSonics Allegraとの整合性が取れないまま終わってしまった。また、Allegraの音は基本的なバランスは確かにArkadiaに似ていると思うが、音色という意味では少し違っていると感じた。メタルツィーターで2ピースのAllegraはよりオーディオ的であり、ファイン(微粒子的)な方向に振れている。これがまたNaimの音像重視の「強さ」との間に微妙な齟齬を生んでいたように思う。Arkadiaを試したときもNaimを使ったはずで、そのときにはそんな違和感は感じなかった。

今回残念だったのはOctaveアンプの素性がわからないまま終わってしまったことだ。NaimとAllegraの間をストレートに繋いでその相性の悪さをあからさまにしたような感じ。華やいだ感じの音も気になった。Creekのプレーヤーなら合うかもというのは希望的観測でしかなかった。もしかしたら、基本的に自分に合っていないのかもしれない。あの、B&W CM5を聴いたときの感覚・・・・とてもいい音だがしんどい・・・を少し思い出させるのである(この感覚もCM5だけによってもたらされたものではないだろうが)。

一方、CreekのDestiny 2 ampは非常に強い支配力を持って相性の悪い2つの間を取り持った。これもただものではない。Creekのフィロソフィーは、音楽を客観的に、少し距離をもって提示するものだ。これは一つのグッドリプロダクションのあり方であり、その世界を受け入れるのも一つの方法かもしれない。

そういう思いから、帰ってからTitzerさんにメールを送り、次回の試聴のときCreek Destiny 2 ampも通電して用意しておいてくれるよう頼んでおいた。

続く

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