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October 21, 2012

Arkadiaの相手選び 2

からの続き)

次は音のことだった。Arkadiaは基本的にはモニター的で多少厳しいところがある。悪い録音のソフトをかけると、それをあからさまにしてしまう所があるのだ。それをほんのかすかに手綱を緩めた感じにして、そういうソフトでもギリギリのところで音楽を楽しませ、でもArkadiaの良さは消さないで、という微妙な所を狙いたかった。それを外国語で伝えるのは、本当に無理があったが、限られた語彙の中で精一杯伝えようとした(汗)。ありがたいことに、この点については共通意識のようなものがTitzerさんの中にあったようで、どうやら伝わったらしい(後の流れを考えると、この時点でその要望は伝わっていたはず)。

彼のその価格帯でのイチ推しはNaim CD5 XS-Nait XSのコンビであった(ああ、機種を挙げたら予算がばれる・・・ちなみにこちらでの欧州製品の価格は、日本での6~7割ぐらいの感覚。逆に「本物の日本製品」は優に1.5倍する。恐るべきは円高と代理店のマージン・・・)。“このコンビはどんなハイエンドと比べても遜色ない素晴らしい音を出す。Naimは5年保障、4年11ヶ月でレーサーが飛んでピックアップ総とっかえになっても無償修理、こんなサポートは他にはないから安心だ”と言う。

彼がNaimを推すことは予想していた。少なくとも試す価値がある。ただ、私の印象としてはNaimおよびTitzerさんの音の嗜好は私のものよりもずっと逞しく力強く暖かい。また、Arkadiaも実は中音域に少し強調のある元気な音なので、これにNaimは少し熱過ぎだろうと考えていた。特にクラシックにはあまり向かない気がした。

そこで、「クラシック、特に50年代、60年代のデッカ録音や、80年代の硬くて鋭いデジタル録音も楽しめるようにしたい」と、あらかじめ考えていたおいた台詞をここで使った。具体的でかつ、Naimを貶すことなく方向性を自分の方に向けるにはどうしたらいいか、戦略を練っていたのである。

すると彼は棚の中ほどに目を向けた。その視線の先にあるCDプレーヤーとアンプのコンビを見て、わたしにはピンと来るものがあった。そして彼は言った。

続く

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