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October 27, 2012

Arkadiaの相手選び 5

からの続き)

そこには、Sonics Allegraのオリジナルがセットされていた。思ったよりコンパクトで可愛らしい。でも、この朴訥とした意匠は好みが分かれるだろう。これが日本では100万円するとなると・・・いくら音が良くても売れないだろうなぁ、とは思った。しかし、私はAllegraの音が聞けることがとても嬉しかった。

“他のメーカーのスピーカーも考えたんだけど・・・結局Sonicsの代わりはSonicsしかないと思った。AllegraはArkadiaよりも低音の量感があるが、中高域は良く似ている。その方が大事だろう。”

CDプレーヤーは彼のリファレンスであるNaim CDX2、アンプはNaim Nait XSが既にセットされていた。他のアンプもそれぞれ通電されてある。

Argentaの試聴のときと同じように、彼は自分のディスクをかけ、Allegraの位置を微調整した。スピーカーの間隔はかなり広く、距離はかなり近く、そして内振りの角度は浅め。内振りの角度がより浅いが、この位置関係は自分の部屋でのArkadiaのセッティングに酷似していた。やはりSonicsはこうやって広い音場を楽しむのがいいのだ。内振りの角度が浅いのはAlleglaがメタルツイーターで2ピース、Arkadiaがソフトドームツイーターで箱型という(指向性の)違いを反映しているように思えた。

一つ、彼がやっていることで興味深いことがあった。少しでもスピーカーを動かしたら、わざわざスピーカーケーブルも同じように動かしているのだ。ケーブルにかかるストレスを開放しているのだった。こんなことはオーディオファイルには常識なのかもしれないが、私はそれをとても新鮮に感じた。ま、こういう作業は客が来る前に終えておいて欲しいという気持ちもあるが、それは日本人独特の感覚だと知っていた。こういう仕事ではないアポの場合、2時30分の約束(午後の開店直後)で2時25分に来るのは日本人だけなのである。

3年前と同じようにNaimのCDプレーヤーの手動トレイに戸惑いながら、「ます」のCDをセットし、試聴はスタートした。何故か自分でも笑っちゃうぐらい緊張していた。

続く

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