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September 02, 2012

Dr. Berglar、お気持ちは良くわかるんだけど・・・ バーデン大賞

キングジョージも勝ち、ドイツの枠を完全に超えた名馬になってしまったデインドリームが、国内で走る。
一方、パストリウスとNovellistの再戦 ― 方やダービーの勝利をフロックと言われるも、ミュンヘンでの8馬身差勝利でその声を完全に封じ込め、昇竜の勢い。一方、敗戦に納得がいかないまま立て直しに時間がかかり、復帰戦でリベンジを期す。
そして、その3歳2騎がデインドリームに対してどのようなレースをするのか。

というわけで、今年のバーデン大賞は見所満載になった。なんとARDで急遽ライブ中継が入っていた。

馬の周りではいろいろと人間サイドのゴタゴタが・・・。まず、ヘリアーとホファー師が契約解消したため、パストリウスにはデフリース。頑固親父2人の間には衝突が絶えなかったそうで、ま、目標を達成するまではなんとか我慢できていたというところなんだろう。

一方、Novellistの鞍上にはイギリスのスタージョッキー、ビュイック。ペトロザからの乗り代わりを決断したのはもちろん、馬主のDr. Berglarである。彼の発言にはペトロザへの配慮が痛いほど感じられるものの、結局は彼に対する不信が拭い去れなかった、ダービーで負けたことがどうしても納得できないということなのだった。

また、書類上の不備でバイエルン大賞の勝ち馬Temidaが土壇場で取り消しに。

デインドリームが単勝1.7倍の断然人気になるのは当然として、Novellistが3.8倍でパストリウス(5.1倍)を抑えて2番人気になった。これは・・・・常識的に考えたら驚きだ。日本的に言えば、ダービー馬が秋の天皇賞を圧勝してからJCに出て、ダービーで負かした馬(しかも休み明け)に人気で後塵を拝したという状況である。それほど、みんなNovellistが負けたことに納得がいかなかったのだなぁ、と思った。馬主であればその思いは夜も眠れぬほどであったことは想像に難くない。

Dr. Berglarは厩舎の枠を超えてまでペースメーカーのNext Visionを用意した。おそらく、ダービーの敗因をスローペースに求めたのであろう。

しかし、私にはこれが仇となったように思えてならない。
また、ペトロザからの乗り代わりも。

Next Visionは押しても進まなかった。ペースメーカーに求められる走りができなかったのは明白だった。ペースは上がらず、団子状態のまま、ヨーイドンになった。本質中距離馬のパストリウスには願ったりのレースとなった。デインドリームはシュタルケの早めの仕掛けから、なんとかかんとか底力で押し切った。面白くないレースだった。Novellistは後方待機から脚を伸ばすも、勝負に入れないまま4着。乗り代わりの外国騎手に、状況に応じて早めに動くことを期待するのは、無理である。

強すぎる人の躁念は神の差配をも狂わす。
そういうレースだったように思えてならない。

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