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April 21, 2012

ピチピチスーツがやってくる

Berkutschiに載っているFISのEquipment ControllerであるSepp Gratzerの話では、新しいスーツレギュレーションについて次のFIS会議(韓国、5月)で話し合われるそうである。そのレギュレーションは・・・スーツと体のサイズ差(つまり余裕)が6センチから0センチになるとのこと。簡単に言えば伸縮性のある素材で作られた体に完全にフィットするスーツになるということだ。生地はFISの認定を受けたメーカーから供給される・・・つまり、すべてのチームが基本的に同じスーツで飛ぶということになる。

これは、グレーゾーンをなくし競技の公平性を高めるという観点から見れば、非常に有意義で根本的な改革である。特に弱小チームのスーツによる不利が(理論上)なくなる。また、スーツによる失格を防ぐために現在各チームが払っている多大な労力を低減する。基本的には誰も異論を挟めないと思う。

ただ・・・・・私は複雑だ。この改革は間違いなく、スキージャンプ競技を単純化する。それも、ますますパワー化の方向に。体の発生する浮力が大幅に減ることは明白であり、その帰結する所は・・・・前後バランスの変化と、体を使って空気を捕まえることができにくくなるということ。

サッツの「スピード化」の流れは止まるだろう。スキーが短いことはさらに不利になるだろう。なぜなら、スキーによる浮力に頼らざるを得なくなるから。

もう、ごちゃごちゃと理屈をこねるのはよして、私がこのレギュレーション変更を喜べない真の理由を書いてしまう。この変更によってもっとも不利をこうむると思われるジャンパーは、伊東大貴である、と直感してしまうからだ。そしてその次がクラニェッツである。パワー化の流れの中、感性で戦う二人が、その武器を失う可能性を受け入れがたいのだ。これ以上書くと余計な爆弾発言につながっていくかもしれないので、ここで止めておこう・・・・・。

追伸
今季、フロイントが弾けなかった理由はヘルニアだったのか・・・・先日、手術を受けたそうです。

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