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February 26, 2012

チームの経験値の差 ビケルスン フライング世界選手権 団体戦

今日の団体戦は昨日までとは打って変わって快晴微風、素晴らしい条件での試合だった。ちょっとした風の揺れは、戦いに適度なスパイスを与えた。

戦前はノルウェーとオーストリアの死闘になるだろうと思っていた。オーストリアはシュリーレンツァウアー、ノルウェーはロマーレンが鍵を握る。驚いたことにノルウェーは1番手にロマーレンをもってきた。このオーダーを見て「シュトッケル、大勝負に出たな」と思ったのは私だけではないだろう。

結果的にはその賭けは裏目に出てしまった。ロマーレンは伸びず、それが2番手のファンネメルの経験の浅さを浮き彫りにすることになった。ヴェルタは期待通りの爆発ぶりだったが、一人でなんとかできるほど相手は甘くない・・・。

オーストリアは1番手のモルゲンシュターンが良い流れを作り出し、コフラーが繋ぎ、シュリーレンツァウアーとコッホは気楽に飛ぶ・・・・という、王者の戦いだった。ここぞという時の、チームとしての経験値の差を見せつけた。

ノルウェーは結局、素晴らしい戦いをしたドイツ(こちらも、チームになるとほんま強いね)、プレウツの不在をテペシュがカバーしたスロベニアの後塵を拝し、メダルにも手が届かなかった。タラレバは禁物だが、地の利を生かすためには1番手ヴェルタが良かったと思う。

日本は戦いに入ることもなく5位に終わったが、伊東の2回は凄いフライトだった。1回目の日本記録240mもすごいが、2回目、追い風でゲート8からの215.5mには感嘆させられた。あの条件では、並みのジャンパーならK点195mに到達するのも至難の業だと思うぞ。

伊東、モルギー、フライタークらの素晴らしいフライトを見てもわかるように、フライングはフリーガーにあらずんば、の時代は終わりつつあることが明白だった。クラニェッツやコッホのフライトにしても、いったん沈み込んでそこからグワーッと浮くというような、旧来のフリーガーの飛び方ではなくなっている。一方で低い飛行曲線を描く(ロマーレン、ハッポネン、ストッコ、そして日本では栃本らの)ジャンプが途中で落ちてしまうのを何度も見ることになった。逆にパワータイプのジャンパー(コッホとかヴァンクとか、日本では渡瀬)は普通に飛べるようになっていた。

ジャンパーのBMIとの戦いは仕切りなおし、そういう印象を強く持った戦いだった。
WCは終盤戦に突入する。総合優勝の行方はいかに。。。

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