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January 21, 2012

ストッコ、マリシュからのバトンをしっかりと受ける ザコパネ

暦の上では大寒に入り、さすがに多少は冬らしくなってきた。とはいえ、城の堀が凍ることもなく、小鳥のさえずりも聞こえている。このまま今年の冬は去っていくのだろうな、と感じる。

日本チームも、マリシュもいないザコパネのWC。ちょっと寂しいけど、幸いなことにマリシュが残したザコパネの熱は冷めていなかった。

金曜は風が舞い、かなり風の運不運のある試合となった。特に、1回目の最後の方で急に雪が強くなり、モルゲンシュターンは転倒、次のバーダルは全然スピードが出ずに失速。最後のシュリーレンツァウアー、コフラーの2人は雪が弱くなり風が良かったので何とか2回目には残ったけど、勝負に入るには絶望的な位置となった。2回目は全体としては1回目よりはマシな条件だったけど、風が舞っていることには変わりなく・・・・そんな中で一瞬の向かい風を捉えたのはポーランドの王子、ストッコだった。その前とその後に飛んだドイツの2人、フライタークとフロイントには追い風が吹いていた。あまりにも露骨なザコパネの風神の地元の王子へのサポートに少し苦笑しながらも、やっぱり地の利と人々の躁念というのは凄いもんだなと思った。来週の大倉山では、日本人の念で同じことを起こさなくてはならないのだが、無理かな。

土曜日は雪もなく、風も安定して追っていて非常に見ごたえのある良い試合となった。ストッコは1回目にちょっとあわせたような大人しいジャンプで沈み、連勝はならず。やはりすごいプレッシャーがあるのだろうなと感じる。2回目はいつものアグレッシブさが戻って伸ばしただけに残念。公平で良い条件になると、シュリーレンツァウアーに勝つのはかなり難しい。フライタークはこの台にすごくフィットしていて2回、素晴らしいジャンプをしたのだけど、シュリーレンツァウアーは80%でそれを上回った。昨日はひどい目に合ったバーダルが3位、2回目ちょっと吹かしたコフラー4位ということで、力どおりの結果といえるだろう。

後半戦に向けて少し勢力図が変化してきた。オーストリアの牙城は揺るがないが、他チームとの差は少し縮まってきた。オーストリアではロイツルが復調してきているのを感じる。パワー感が戻ってきているので、方向性とかアプローチとかの微調整で大化けする感触があるのだ。一方でモルゲンシュターンは何かバランスが悪い。金曜に転倒したのもそれが原因だ。ノルウェーはロマーレン、エーベンセンの2枚フリーガーが故障もあり不調ながらも、若手の底上げが著しく先行きは明るい。また、フィンランドもハッポネンとコイブランタが良化してきて底は脱した感じになってきた。全体のレベルが上がったのでトップ30に残るためのハードルはかなり高くなっている。どうやら、予想に反してかなりのトップジャンパーが札幌に向かうようである。WC総合の上位が接戦になっているからだろう。大倉山では、日本のチーム力が問われるような、ハイレベルの戦いが見られそうだ。とにかく好条件を祈る。

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