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January 07, 2012

シュリーレンツァウアー、メンタルの成長を示す ジャンプ週間最終戦 ビショフスホーフェン

今週のヨーロッパはスキージャンプができるような天気じゃなかった。平地でも突風や雹で被害が出るぐらいだったのだから、山の方では何が起きても不思議じゃない。よく、曲がりなりにも試合が成立して大筋でまっとうな結果になったものである。ウインドファクターの運用がこなれてきたことも大きいと思うが、なによりも運営に携わる地元の人々の努力の結果だと思う。

仕事の都合で昨日の試合はライブを見ることが叶わなかったのだが、それでよかった(苦笑)。なんとか7時ごろに家に帰り着くと、まだ放送が続いていたのにはびっくりした・・・降り続くみぞれ交じりの雪が止むのを待って待って・・・という試合だった。10人以上の雪吹き飛ばし隊も、このフラットなビショフスホーフェンではべた雪には効果がなく、テストジャンパーによる人海戦術にも限界があり・・・・万策尽きて7時9分、ファイナルラウンドはキャンセルになった。

録画放送を見るも途中でうとうとしてしまって、伊東やモルギーのジャンプは見逃してしまった。でも、最後のコフラーのジャンプは眠気を吹き飛ばすようなジャンプだったな・・・乾坤一擲とはこのことだ。シュリの130m超を受けて、逆転にはヒルサイズが必要だった彼は、まるでクデルカのように前に突っ込んでいった・・・・残念ながら飛び出し付近の風が追っていたために失敗に終わったけど、このチャレンジはかっこよかった。好きだなー、こういう勝負師マインドを持ったジャンパーは。

これだけ荒れ続けても、ジャンプ週間の総合結果はオーストリアの表彰台独占となった。地の利も含めて、大きな差が他のチームとの間にあったと認めざるを得ない。シュリーレンツァウアーはメンタル的に難しい試合が続いたが、安定した飛躍をつづけて勝ちきった。精神的な成長を感じる。もちろん、チームのメンタル面でのサポートも大きいのだろう。今季はこのまま突っ走る可能性が大きい。

最終的に2位にはなったが、今年のモルゲンシュターンはイマイチ力感がない。減量による体力低下を心配していたのだが・・・・ビショフでの飛躍を見て、もしかしたら・・・今年の彼はビケルスンのフライング世界選手権だけを見すえて、フリーガーにモードチェンジしようとしているのではないか?と思ったのである。次のフライングで見極めよう。

ビショフでの大爆発に期待した伊東だったが・・・天には勝てません。今回のパフォーマンスは彼の実力を考えれば驚きではない。ただ、自身の調子・チームの調子がうまく噛み合って、ピークがジャンプ週間に来ることはそうあることではないのだから、もうちょっとまともな試合をさせてあげたかったな、という残念感がある。まぁ、この調子を続けられれば運が回ってくることもあるでしょう。日本チームにお願いしたいのは、調子が落ちない限り、彼と竹内はできる限りWCに参戦させてあげて欲しいと言うこと。ほんと、お願いします。

最後にひと言、葛西のWC400戦到達は本当に凄い記録だと思う。年20戦出ても20年かかるのだから・・・・ヨーロッパの選手なら全戦出場は難しくないが、日本からではそうは行かない。しかもチェコンやマリシュやアマンのようにチーム内に競争がほとんどないわけではなく、メンバーに選ばれるためのハードルはずっと高かった。この記録はその中でどれだけ安定して参戦してきたかを示すものであり、だからこそヨーロッパの人たちも賞賛するのだろう。これからも末永く。まぁ、伊東や竹内の活躍を賞賛しながらも悔しさを押し殺しているのがありありとわかるブログなどのコメントを見る限り、大きな怪我さえなければ続くでしょう。

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