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December 30, 2011

嵐の余韻の中で ジャンプ週間第一戦 オーベルストドルフ

夜中にゴウゴウとうなる風の音で目が覚めた。稲光、そしてすごい雷鳴。あぁ、またなんで週末に、それも今日からジャンプ週間なのに・・・。幸いにも嵐は朝には去り、日中はそれなりに穏やかだったが、時折吹く突風が嵐の余韻を感じさせる。これは今日は荒れるぞ、と思いながら家路を急いだ。

えてして、オーベルストドルフは風の回廊、Windkorridorの中にあった。開始時にはボタン雪も舞い、風を待つこともできない。追い風が吹けばノーチャンスという状況の中で、葛西とダムヤンが向かい風をつかまえて125mを超えた。ゲートが2段下がった。おいおい、ちょっと待ったほうがいいんじゃないか?

悪い予感は的中する。向かい風は続かず、ボタン雪でスピードも出ない。そんな中、伊東が一瞬の風を捕まえてヒルサイズに達した。ジャンプも素晴らしかった。体の切れが戻っていた。しかし、その後また追い風が強くなる。100mぐらいに落ちていくジャンパーたち。マルティン・シュミット、フライターク、そしてシュリーレンツァウアー・・・・これはさすがにまずいんじゃないか。1本目のジャンプでジャンプ週間が壊れてしまっている。でも・・・伊東は明らかに勝つチャンスだし・・・もう数人で1回目も終わりだしこのまま行こうよ、という悪魔のささやき。だがジュリーは1回目のやり直しを決断した。正しい判断だろう。

やり直しも風の状態はあまり変わらなかったが、運良くひどい風が有力どころに当たることはなく、まぁこれでいいのかなという結果に収まった。伊東も130mを飛んで、幻になったジャンプが風によるフロックではないことを証明してみせた。

2回目は全体としてはずっと安定していたが、やはり時おりクルッと風向きが変わる。ヒルデが下のほうで急な向かい風を受け不安定な着地となり、新雪でゆるいランディングバーンに脚をとられて転倒した。かなり痛そうな、危ない転倒だったので心配だ・・・・。最終結果はまぁ、実力を反映した妥当なものとなったんだけど、なんで伊東のときは安定した追い風だったのに、シュリーレンツァウアーとコフラーはあんなにいい風をもらえるのかな。まぁ、コフラーの場合は風が良すぎて無理矢理降りる形となって危なかったわけだけど。とにかく、ヒルデさえ大丈夫なら・・・ひどい条件の中の最大限結果オーライと言えるだろう。そう祈りたい。難しい判断の連続だったジュリーの皆さん、お疲れ様。

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