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December 18, 2011

混戦模様でクリスマス休暇に突入 エンゲルベルク

今週は猛烈な低気圧により、中欧では木曜夜から金曜にかけて大荒れとなった。950hpaって台風だよ。せっかくのクリスマス前の週末だというのにWeihnachtsmarktにも人まばらで、露店の人たちもあきらめ顔だったな。山間部では猛吹雪となってウインタースポーツは各地で中止となった。幸いなことに土曜には風雪共にかなりおさまり、エンゲルベルクの試合はつつがなく行われた。とはいえ、土曜は着地の際に新雪でつんのめるほどの雪が降っていたし、突風もあった。それでも公平感のある良い試合になったのは、エンゲルベルクが風に強い、いい立地にある良いプロフィールの台だということだろう。ウインドファクターが小さいこともそれを示している。こういう台が日本にもあればいいのだけど。日曜の最後はとてもいい条件でのフルーク・ショウが見られて良かった。

荒天の土曜でも数千人の観客が入っていた。恒例のアマン祭りだからねぇ。だが、近年、地元では必ずといっていいほど勝ってきたアマンだったが、今年は最後にいい風をもらってようやく面目を保っただけに終わった。今年の彼は練習不足の感が強い。スキーも走っているし技術的にも問題は感じられないが、動きにキレが感じられない。意図的な緩ませなのか、あるいはモチベーションの低下なのか・・・・この感じだと、ジャンプ週間での変わり身は期待できそうにない。

一方、ノルウェーのバーダルの好調は今度こそ本物みたいだ。長身で骨量のある彼にとって、今季のBMIレギュレーション変更の恩恵がこちらの想像以上にあるのかもしれない。あるいは、コヨンコフスキーと違いパワー重視派だと言われているシュトッケルと手があっているか。技術的に確立しているジャンパーだから、このまま上位に居続けると思う。

突き抜けそうで突き抜けない、もどかしいのがシュリーレンツァウアーだ。物理的には全部勝ってもおかしくない状況にあるのに、不安定で勝ちきれない。土曜のラストジャンプでは新雪に脚をとられて転倒し、バーダルに勝ちをプレゼントしてしまった。でもこれは空中で不安定だったのに無理をしたから結果的にそうなったのであって、新雪のせいではない。幸い大事には至らなかったが、そういう時に垣間見える精神的な脆さが彼の弱みであり、また、反面、魅力でもある。おそらく、まだ技術的な問題を抱えていて、そのもどかしさが精神に影響しているという状況じゃないかな。噛み合ってきたら手が付けられなくなりそうなんだけどな。

日曜の最後はランディングをミスったら5つぐらい順位が落ちるような、すごく僅差の戦いだった。このまま、混戦状態でジャンプ週間に突入するのか、あるいは・・・・?例年より少し長めのクリスマス休暇中の過し方でガラッと勢力図が変わりそうな予感がある。

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