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February 27, 2011

モルゲンシュターン、満願成就 オスロ世界選手権 その1

先週は寒かった。寒の戻りと言うけど、この時期に日中でもマイナスというのは初めてじゃないかな。そして週末にかけ、妙に湿った風が入り雪や冷たい雨が降っている。春を感じて緩みつつある体にはこたえる。

それは、オスロも基本的に同じ・・・・非常に湿っぽい、いわゆる陰の強い気候になっていた。冷たい空気が体にまとわりつく感じじゃないだろうか。ジャンパーというのは、軽くて陰の強い人たちだ。こういう気候だと輝けない。

特に金曜の女子ジャンプはかわいそうだったな・・・・前回の大会は悪天候で湿った雨だったけど、今回も基本的に同じような感じに加えて濃い霧、強い風。良い条件で、女子選手の華やかでフワッとしたジャンプを見たかった。霧で観客は何も見えなかったそうだ。今大会はオリンピックでの正式採用にむけての絶好のアピールの舞台と位置づけられていたが、それもならなかった。残念で仕方がない。

こうなると、助走スピードの出るパワータイプが断然有利となる。そして、霧での大会は経験値がものをいう。日本勢では経験豊富な渡瀬が好成績だったのは必然だった。高梨沙羅は失敗してもメダルには届くと思っていたが、この条件ではやむなし。それでも入賞したのは彼女の能力の高さを示していたと思う。よくやった。

土曜の男子ノーマルヒル個人は少しはマシだった。霧は無く風も弱かった。しかし雪は強かった。人海戦術(雪吹き飛ばし隊)により助走スピードは保たれていたが、それでもパワータイプ有利は変わらない。この台はほぼ常時上が追い風で、パワーである程度の位置に体を持っていかないと、下で風を捕らえる前に落ちてしまう。ごまかしが効かない。真の強さが求められる厳しい舞台だった。

こうなると、パワーに勝るオーストリア勢に太刀打ちするのは難しい。モルゲンシュターンの勝利は必然ともいえるものだった。無風で軽々とヒルサイズ・・・恐れ入りました。アマンやマリシュ、そして伊東はその軽量の不利を克服することができなかった。シュリーレンツァウアーはアプローチに抱える問題がクローズアップされてしまっていたか。期待したフロイントは少しジャンプのバランスが狂っているように感じだ。ラージまでに修正できるだろうか。

今日の団体、オーストリアの金はほぼ間違いない。もし誰かが叩き落されたり、転倒したりしても勝ちきれるだけのアドバンテージがある。その下は大混戦だと思う。予想では銀はドイツだが、ノルウェーとの差は紙一重で、風次第だと思う。ドイツはいかにウアマンを楽に飛ばせられるかが鍵(笑)。私だったら1番手にフロイント、2番手ウアマンで、3番手シュミット、ラストジャンパーにはアドレナリンで飛ぶノイマイヤーを持ってくるけど・・・。

その2チームに割って入れそうなのはストッコが好調なポーランドか。フィンランドはハッポネンがまた膝を痛めて離脱してしまったのが痛いが、ムトカとコイブランタが好調なので展開次第ではメダルに届く。日本のメダルは現状ではかなり厳しい・・・・少なくとも条件の良化が必須のように思える。でも、挽回の効かないノーマル団体は何が起こるかわからないから、とにかく、伸び伸びと無欲で飛んで実力を100%発揮してほしい。その結果としてご褒美が後からついてくるかもしれないという感じで・・・。

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