« 女神はモルギーに試練を与えたもう 2011新年、ガルミッシュ・パルテンキルヒェン | Main | 風のハラコフ、コッホ初勝利は驚き »

January 06, 2011

モルゲンシュターン ジャンプ週間王者おめでとう ビショフスホーフェン

今年のジャンプ週間は何か勝手が違う。元旦が土曜日だったというのがそもそもいけなかった。クリスマスと新年の間と新年明けは平日だから、結局ガルミッシュ以外はちゃんと見られないという結果になってしまった。ふつうなら4回のうち3回は週末か休みになるのに・・・。かといって、ジャンプを見るためだけに休むのもなぁ・・・・。

3年ほど前からジャンプを録画して見るということをしなくなってしまった。理由は、まったく楽しめないから。自分にとってジャンプとは刹那的なものが重要なエンターテイメントであり、ライブでなければ見る価値がないということに気づいたからである。

結果はご存知のとおり、インスブルックとビショフスホーフェンでは予定調和な非常に良い戦いが繰り広げられ、実力どおりに決着した。モルゲンシュターンはアマンとの差を広げて完勝だった。

ビショフはモルゲンシュターンのような”ジャンパー”が不得意とする台。この台で、2回とも慎重なリスクを犯さないジャンプでありながら、絶好調に近いアマンやヒルデと互角以上に戦えたことは、彼のパフォーマンスが飛びぬけていたことを物語っていた。

ガルミッシュでインタビューを受ける彼を見て、実はちょっと危ういかもと思っていた。馬で言えばかなりガレている状態、ギリギリの状態に見えたから。ピークをオーベルストドルフで迎えてしまって、一つ間違えばガラガラと坂道を転げ落ちるように調子が下がる可能性があった。現に、ガルミッシュでは女神の試練で苦杯をなめることとなり、そうなってもおかしくないところだったと思う。

それを、彼は耐えた。確かに多少ピークは過ぎていたかもしれない。それでも、上り調子のアマンやヒルデに付け入る隙を見せることなく逃げ切ってみせた。

これで彼は24歳にして既に3大タイトル(オリンピックのラージ金、総合王者、ジャンプ週間勝者)を制したことになる。それでいながら、その立ち振る舞いにまったく奢る所がない。素晴らしいスポーツマンだと思う。今後も末永く、マリシュのように愛されるジャンパーで居続けてくれる事を願います。残る世界選手権チャンピオンの称号もいつか取ることでしょう。

今日の試合はヒルデにも賞賛を送りたい。最後のジャンプ、彼は突然止まった向かい風、ゴタゴタしながら1つゲートが上がってゲート上げるの上げないので待たされ(リザルトを見て結局上げなかったということがわかったので)、下ではモルゲンシュターンに観客の意識が集まっている中を、追い風を受けながら素晴らしいジャンプでトップを守って見せた。もう、彼の勝負弱い面を見ることはなくなるだろう。内面的成長を証明する勝利だったと思う。

週末はもうフライングか・・・・今年の日程はちょっと殺人的じゃないか。ジャンパーたちの体が心配だ。日本勢は日本勢で帰国してすぐ4連戦だし。国内組にとっては、特に最初の2戦はWC組を食うチャンス。面白いことになるんじゃないかな。

今日の試合を見てフリーガーたちの調子を測ることができた。ロマーレンとコッホはちゃんと合わせてきたな。エーベンセンとクラニェッツもスランプから脱しつつある。対するはヒルデ・アマンの万能タイプか。天候に泣かされ続けたハラコフだったけど、予報では週末の天気は良いみたい(良すぎて気温が上がりすぎるという懸念もあるが)。すごいフライトが見られることを期待したい。

|

« 女神はモルギーに試練を与えたもう 2011新年、ガルミッシュ・パルテンキルヒェン | Main | 風のハラコフ、コッホ初勝利は驚き »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/64278/50514640

Listed below are links to weblogs that reference モルゲンシュターン ジャンプ週間王者おめでとう ビショフスホーフェン:

« 女神はモルギーに試練を与えたもう 2011新年、ガルミッシュ・パルテンキルヒェン | Main | 風のハラコフ、コッホ初勝利は驚き »