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December 05, 2010

シビアでセンシティブなリレハンメル モルゲンシュターン二連勝

12月の初めにマイナス10度を経験するとは思わなかった。寒い・・・・暖房費をケチっている場合ではない。昨日の夜ぐらいからようやく緩んできたが、来週はまた寒いらしい。そういえば去年もクリスマス前後はとても寒かった。これが普通になってくるのかもしれない。

それにしても、なんで今年のスキージャンプはのっけから過密スケジュールなんだろう?平日にやられても見られないっていうのに・・・・。クオピオは日本人が得意とする台だから見たいのに、いつも見られない。ラリント復活の勝利、見たかったな。

週末のリレハンメル2連戦は比較的公平な、よい戦いだった。しかし、V字初期にできたオリンピックシャンツェは、そろそろ大改修が必要なように思う。現在のマテリアル・テクニックでは、トップジャンパーは無風でもゲート3番でヒルサイズに到達してしまう。そして、その低速条件ではあまりにもセンシティブ・・・条件にもジャンプの完成度にも。ほんのちょっとでも追い風が吹いたら、かすかな失敗で10mとか変わってしまう。

ウインドファクターは普通の条件で計算されているから、こういう低速条件でははっきり言って役に立たない。ほんのちょっとでもいいから向かい風が欲しいというのが、ジャンパーの切実な願いだろう。

ドイツ・チームはシュスターが頑張ったらしい。フロイントやボドマーが予選やトレーニングでかなりいいジャンプを披露し、期待を持たせた。しかし、本番では弾けず。その理由は、予選と本番ではゲートが2つぐらい違っているから。ゲートが下がると、8割の完成度では伸びない。本調子のジャンパーと、まだ本物でないジャンパーの差がシビアに出てしまったということなんだろう。とはいえ、フロイントにはかなりポテンシャルがある。安定してくれば表彰台に届いてもおかしくない。

日本チームも厳しい戦いだった。このシビアな台でトップクラスとの少しだが明確な差が出てしまっていた。過密スケジュールと移動のストレスも大きいと思う。その中で伊東や栃本は良くやっている。両方とも本当に風が当たらない中で、しっかりとポイントを積み重ねた。竹内もかなり良化したと思う。一方、葛西と湯本はジャンプのバラツキが大きいようだ。

この台で、風の助けなく圧倒的に2連勝したモルゲンシュターンは頭一つ以上抜け出したと思う。顔を見ればわかるように、今季、彼は体重をかなり落としたそうだ。ビンディングの革新によって、スキーが短くなっても軽い方が飛べるというのが明らかになってきた。このままでは、また2000年頃の減量競争が起こりかねない。ジャンプ技術とマテリアルは常にルールの先を行く・・・・。

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