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August 14, 2010

伊東大貴、GP制覇 そして、ズビの引退によせて

サマーグランプリがすでに始まっている。

BMIルール変更の影響がどれくらいあるかに注目しているのだけど、いまのところ感じられない。KAMビンディングによる変化の方がずっと大きいようだ。初戦ヒンターツァルテンNHに勝ったマリシュはなんと8cmもスキーが短くなったそうである。彼の身長で計算すると4.5%分短くなったということになり、もし彼が去年、最長のスキーを履いていたとすると、現在のBMIは19.625だということになる。20.0ならなんとか合わせられるが、20.5は無理なので自分の適正体重で飛ぶことにしたということなのかもしれない。それであのパフォーマンスが出せているということは、BMIルール変更の影響は少ないということだ。

日本選手は好調。初戦で竹内が4位に入って驚いたが、さらに2戦目のクーシュベルでは伊東が堂々と優勝してしまった。シンプルでスピードのある素晴らしいジャンプをしていた。サマーであっても、海外で幸運なしに勝つのは並大抵のことではない。お盆ということもあり、この快挙は日本ではほとんど報道されていないようだが。この調子で冬も・・・・・今年こそは体調を維持して名実共に日本のエースになってほしい。

一方、競馬の方では残念なニュースがあった。アンドレアス・スボリッチ騎手が引退を表明。香港での調教中の事故で脳内出血の重傷を負い、2回の開頭手術を受けて生命の危機は脱したものの、頭痛などの後遺症はおさまっていないらしい。彼自身は復帰に非常に強い意欲を持っていたが、医師の最終判断はNO。理性的な判断として医師の助言を受け入れる、というコメントから無念さがにじみ出ている。

彼の大胆な騎乗は心に刻まれている。シロッコのダービーも凄いレースだった。彼は凄いリスクを犯しているように見える騎乗をすることがある。スローと見るや、後ろから一気に大逃げをぶちかましたり・・・・。
しかし、それはいつも馬との信頼関係に基づいた理性的な判断だったんじゃないか、と振り返ると思う。

彼の騎乗スタイルは決して華麗だったり、腕っ節が強かったりということはない。ある意味、乗り役としての天才度からいえば、ライバルだったシュタルケに遠く及ばないといっても過言ではないだろう。しかし、職業騎手としての総合力ではその力関係は肉薄していた。シュタルケとズビの関係は、例えて言うなら福永と岡部の関係に似ているんじゃないかと思う。

近年の彼は馬主・調教師との良い関係に恵まれなかった。彼は馬とのリンクを強く感じる騎手だったから、テン乗りではなかなか力を発揮できない。人気薄にシュタルケがテン乗りしたら買い、人気馬にズビがテン乗りしたら消し・・・これは私にとって、数少ない有用な馬券判断材料だった・・・・。

とにかく、まずは完全に治して欲しい。もしかしたら、将来、医師のGOサインが出るかもしれない。そうなれば、彼は「理性的な判断」をしてターフに戻ってくるんじゃないか・・・そういう淡い期待を持っている。

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