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March 14, 2010

アマン4連勝、総合王者を自分で祝う オスロ・ホルメンコーレン WC最終戦

とても寒い日々から一転、週末は海からの湿った風が吹いて不安定な天気となった。スカンジナビアの方も今週はずっと風が強かったみたい。でも、ノルディック・トーナメントは平日にも試合をやるもんだからちゃんと見られなかった。毎年のことだけど。リザルトや録画放送の断片を見る限り、かなり荒れた試合が続いていたようだ。にもかかわらず、新ルールのおかげもあって表彰台はいつもアマンとマリシュと+1(笑)。プラス1が4試合とも違うところに、試合が荒れていることとが伺えるのだが・・・。

とにかく、ノルディックトーナメント4連勝&スイス人初の総合王者おめでとう!>アマン

それにしても、彼の凄いパフォーマンスには恐れ入る。今日のホルメンコーレンの試合も彼は2回ともかなりひどい条件で飛ばされていたはずなんだが・・・・。新しい台にめまぐるしく強さが変わる風ということで、ウインドファクター・ルールが無力であるばかりか逆差別のようなことも起こる中、余裕の逃げ切り勝ち。ノルディック・トーナメントは追い風や横風の中、古いタイプの台で行われるためパワー勝負になることが多く、アマンは基本的に不得意のはず。それで4連勝しちゃうのだから、これは物凄い力差があったということだ。

唯一、彼に迫れたのはマリシュだった。彼は歯車が噛み合えば1回ぐらいはアマンに勝ってもおかしくなかった。今日だって惜しかった。1回目は向かい風が強すぎかつ不安定だったから恩恵は受けられず、しかもウィンドファクターで点数を削られて・・・という散々な内容で13位に沈んだ。これがもうちょっとマシな条件だったらな。2回目は条件が良くて11人ごぼう抜き、結果としては均されて定位置の2位に上がったんだから。結局、彼のパフォーマンスだって他のジャンパーからは頭一つ以上抜けていたということ。アマンがいなければ3勝しているんだから。唯一、自力で勝てそうだったリレハンメルでは2回目に失敗したみたいだね。よほど勝ちたかったんだろうなぁ。

新しいホルメンコーレンの台は、傾向としてはインスブルック・ベルクイーゼルに近いと思う。劇場型のシャンツェは風の影響を受けやすい。また、飛び出し付近に風バリアーが設置されているからか、上と下の風が違うことが多い模様。その結果として、表示される風ポイントと、見た感じの風の恩恵が釣り合わないことが多かった。端的だったのが今日の1回目、マリシュとコフラーの比較。向かい風が強くなってゲートが下がったのだけど、マリシュのときは風が強すぎて、しかも下は風が無く、伸びなかった。しかし、17点も削られてしまった。次のコフラーのときは一定の良い風が吹いていて大ジャンプとなったが(ジャンプも良かったけど)、削られたのはたったの10.8点だった。なんやねんそれ、とマリシュはポーランド語でつぶやいたに違いない。

強すぎる風、方向や強さが飛んでいる途中で変わる風、横風、突風・・・・いろいろな風条件を一つのファクターで均すのは不可能だということだ。また、特に低い助走スピードでは必要な風の強さがあり、それより明らかに悪い風ではストンと落ちてしまうことがある。こうなるとちょっとぐらいプラスポイントをもらっても焼け石に水だ。まぁ、横風や強さ変動による逆差別問題も含めて、当然議論されることになるだろう。今後のルール熟成に期待しよう。

来週はプラニツァのフライング祭り。一応世界選手権だけど、もう、みんなお疲れモードで勝負の雰囲気はない。
今年のアマン・マリシュはフライング対応型ジャンプだから、おそらくここでも彼らが中心となる。それに挑むは、ヤコブセン・ロマーレン・エーベンセンのノルウェーフリーガー3人衆、地元の期待を一身に受けるクラニェッツ、そして、新しいフライング野郎になりそうなハイェックあたりか。もちろんシュリーレンツァウアーの復調にも期待したいが、今年の彼はジャンプ後半に伸びがないのでフライングはどうかと思っているのだが・・・。あぁ、そうだ、ハリ・オリを忘れちゃいけない。最後に一発ぐらい凄いのを当ててくれ。

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