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February 26, 2010

未だ時を得ず フィギュアスケート女子 (追記)

(28日、追記)
エキシビジョンを見ながら冷静に振り返ってみると、フリーの演技直後に書いた私の記事(下記)はキム・ヨナを含め、ルールに従ってメダルを目指したスケーターたちの努力を貶めている。

冷静でなかった。画面から伝わってくる浅田の悔しさに突き動かされていた。

キム・ヨナ、そしてライサチェクは素晴らしい演技をした。プログラムを磨き上げるという過酷で孤独な作業を成し遂げたのだ。それは、金メダルに値するものだった。その事実は揺るがない。

そのことを伝えるためにも、前記事は削除せずにそのまま残します。

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キム・ヨナの演技の完成度はすばらしかった。
あの重圧の中であれを出すために、どれだけの積み重ねが必要だっただろう。
賞賛に値する。

しかし、私は彼女の演技に完成度以上の「何か」を感じなかった。
スルツカヤや荒川にはそれがあった。
金メダルに値する何かが。人を超えたものが。

浅田には、それがあった。
しかし、彼女の戦う相手はキム・ヨナではなく、現行の採点制度だった。
彼女の持てるコンポーネントをすべて積み重ねても、キム・ヨナを上回る可能性がほぼゼロに近いことは、演技する前から(SPを終わった時点で既に)わかっていた。彼女が金メダルを取るときは、キム・ヨナが自滅したとき(それも、相当に)のみだなんて・・・。勝負師の彼女にとって、それがどれだけやるせないものだっただろう。

彼女は未だ時を得ず。それ以上でも以下でもなかったのが悔しい。

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