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October 17, 2009

スピーカー配置を考える その2

(前回の続き)
見事に200Hz以下の帯域がごっそり無いという結果となっている。特に70Hz、110Hz、200Hzの谷はかなり深い。マイクやスピーカーを動かすとピークの出る場所や深さは変わるのだけど、大勢では同じような結果が得られた。聴感上も、音に腰が無く、かなりスピーカーに近づかないと音場が現れない感じである。スピーカーに近づくことで問題が解消されるのだから、やはりこれが部屋の影響なのだろう。

これらの谷がスピーカーその他の不調でないことを確かめるため、スピーカー軸上1mにマイクをセットして測定してみると・・・・

1m

うーむ、マイクの位置が悪かったのだろうけど、軸上1mでもこれほどのディップが出た。恐るべき定在波の威力である。ちなみに軸上20cmでは・・・

20cm

という結果となった。つまりスピーカーから音は出ていて、マイクもちゃんとそれを拾っている。450Hz付近にいつも現れている小さなピークは、ウーハーの特性ということになる。Stereoplayで公表されているArkadiaの無響室実測データもそれを裏付けている。

Standwave2ソフトウェアで部屋の固有モードを計算してみると、恐ろしいほどバッチリ部屋の固有モードが重なり合っていることがわかる。80Hz, 90Hz, 110-120Hz付近の乱高下はそれで説明できそう。45Hz付近に出ているピークは短辺の第1モードだろう。スピーカーとマイクの位置をソフトに入力してシミュレーションさせてみると、この配置では60-70Hzあたりに幅広いディップが出て、そして100-120ヘルツあたりが消えるという予測結果がでた。まさに実測に合っている。このソフトは優秀だ。ただ、なぜ200Hzが消えるのかは不明。このあたりになると部屋の影響は少なくなるはずなのだが・・・・。もしかしたら、この部屋は音の反射率がかなり高いのかもしれない。

この状態で無理やりDEQ2496のイコライザーを使って補正しようとしてみたが、徒労だった。イコライジングによる不自然さばかりが耳につき、補正の恩恵は感じない。やはり、ある程度は元の特性がまともでないとダメだということか。

(続く)

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