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September 13, 2009

Sonics Argenta/Arkadia雑感、そしてArkadia来たる

Sonics Argenta/Arkadiaの音は、一言で言えば「節度ある音」だと思う。素晴らしい音場表現はこのスピーカーの正確性を示しているが、オーディオ的な潜在能力をことさら強調することなく、一歩引いて音楽をバランスよく鳴らすことに集中しているのを感じる。試聴記ではArkadiaの低音が豊かに響くという印象を与える書き方になったけど、それはArgentaに比べてのこと。3ウェイのフロア型のような豊かで深い低音は、22cmの頂角の浅いペーパーコーン・ウーハーからは出ない。おそらく、壁に近めにセッティングすることを意識したバランスになっているのだろう。ヨアヒム・ゲルハルトが考える、家で音楽を楽しむのに必要充分なスピーカー。それがArgenta/Arkadiaなんだと感じる。

巷の評判を見ると、AnimaからAllegriaに連なるSonicsの“A”シリーズでは、もう少しオーディオ的快感を得られるようにバランスされているようだ。そちらの方が売れるんだろうな・・・・。そう思っていたら、どうやら日本ではもうArgenta/Arkadiaは取り扱われないらしい。自分は余裕と潜在能力を重視してArkadiaの方を選んだけど、実は心の中では結構悩んだ。Argentaも本当にバランスのいい、いいスピーカーだと思ったから。サイズも値段も適当で、人の声はArkadiaより上。低音の量感は苦しいけど、ウッドベースの音程はちゃんと聞けるし、リズムは正確だ。マニアじゃないけど、ポピュラーやボーカル物を中心にいい音楽を聞きたいという人には、うってつけのスピーカーだと思う。何で売れなかったんだろう・・・。Arkadiaの方はサイズ的に日本の家に入りづらいのはわかるけどね(HL compact 7 ES3よりも少しだけ大きいし・・・)。

おっと、少し話がずれてしまった。とにかく、Arkadiaは自分の欲していたものにバッチリ嵌ってくれた。世の中には他にもいいスピーカーはいっぱいあるのだろうけど、今の自分の身の丈と感性に合うものは、そう簡単に見つかるものではない。幸運だったと思う。Arkadiaと付き合っていくことによって「足るを知る」ということ・・・・自分にとってのオーディオと音楽のバランス点を見つけられるような気がしている。

届いたArkadiaはウォールナット仕上げ。なかなかに渋い色だけど、仕上げの水準はそれなりと言わざるを得ないかな?ゲルハルトさん、製品のコスメティックはもうちょっとがんばって欲しい(苦笑)。それも、無理のない音を実現するために必要なサイズをきちんと取り、できる限り低予算でいい音を提供しようとしているといい方に解釈しておこう。

まだ、慣らし運転だけど家でもやっぱりいい音で鳴った。ホッとした。まずはエージング。次はセッティングとイコライジングを詰めて、今の機器で行けるところまで行こう。楽しくて苦しいオーディオライフの始まり始まり。

Arkadia


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