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September 13, 2009

自分のスピーカー探し(8)

するとTitzerさんが、この大きいお姉さんを試してみるか?と、壁際の棚の上段にでーんと鎮座するArkadiaを見上げながら言った。うーむ、ブックシェルフというにはかなりでかい。でも、ここは試すしかない。

Argentaが乗っていたSolid steelの小さいスタンドに乗せられたArkadia。なんだか、ママチャリにドイツの大きな婦人が乗っているような滑稽なスタイルだ。Titzerさんもスタンドは小さすぎだけど、とりあえずだからと言い訳。とにかく聴いてみて、自分はこいつのように鳴るモニターを聴いたことがないから、と言い残して行ってしまった。こいつのように鳴るってどういうことだろう?

その真意は一“聴”瞭然だった。ウィスペルウェイのチェロの実体感、マーラーの3番、冒頭部分で遠くで鳴るグラッカッサがホールを鳴らす音・・・やっぱり違う、大きいだけのことはある!低音だけじゃない、全体の余裕から生まれるしなやかさ、深みが、全体を多少柔らかく、優しい雰囲気に包みこむ。Argentaの少し若く乾いた音調はそれはそれで魅力のあるものだったが、それを基本としながらも、Arkadiaの音は自分の求めている方向へとシフトしている。ボーカルものを聞くとArgentaよりも多少音像が大きくなっていることがわかるが、それでも、この大きさのスピーカーとしてはとんでもなく音離れがいい(これが、Titzerさんの真意)。最後に、SP時代のモノーラルの録音を聞く・・・これが鳴らない、音楽性のないスピーカーだったらダメだと思っていたが、それは杞憂だった。驚くべきフレッシュさで、60年前のトスカニーニが部屋一杯の広がりをもって鳴り響いたのである・・・・。モノーラル録音にこんなにも音場情報が入っていたなんて!もう、迷う必要は無かった。ちょっと大きい?いや、その大きさに意味があるとわかったら、それでいいのである。

いいスピーカーに出会えたことに感謝、Titzerさんに感謝です。

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