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January 01, 2009

パーフェクト・フライトでついに表彰台の中央に ロイツル ガルミッシュ

1回目、アマンとシュリーレンツァウアーの戦いは、予選を捨て本戦にすべてをかけたアマンの圧勝に終わった。もしかしたら、直前に飛びシュリーレンツァウアーにプレッシャーをかけるため、アマンは予選を欠場したのかもしれない。とにかく、シュリーレンツァウアーはミスをして5位に沈んだ。

アマンと他には5mの飛距離差があった。このままアマンの逃げ切りと誰もが思っていた。
観衆の興味は、3位につけたマルティン・シュミットが表彰台に上がれるのか、それに集中していた。

途中から強くなった右後からの風は、またジャンパーを悩ませる。トップジャンパーがかなりいいジャンプをしてもK点がやっと。シュリーレンツァウアーも1回目よりもマシなジャンプだったが、130mぐらいまでしか行けなかった。ちょっと風に恵まれた感のあるハリ・オリを誰も上回れない。シュミットも悪くはないが堅いジャンプで沈んだ。

でも、一人だけあきらめていない奴がいた・・・ロイツル。ロイツルのジャンプは、高く、アグレッシブで、風なんか関係なかった。微動ともしない飛型から完璧なテレマーク・ランディング。飛型審判員も、20.0を出さざるを得ない完璧なジャンプだった。どこも引きようが無いのだから。136.5mの距離も、条件を考えればとんでもない飛距離だ。

アマンはそれほど飛型点が出る方ではない。オール18.5の55.5点がいいところだ。4.5点は距離にして2.5m。2回では5mの差。1回目のアマンとロイツルの差は5.5m。つまり、アマンはこの条件でロイツルとほぼ同距離を飛ばなければ上回れない計算となる。

アマンのジャンプは、ちょっと合わせにいった感じ。1回目ほどのアグレッシブさがなかった。それでも、134.5mまで行ったのだから凄いんだが・・・・・アマンはわかっていた。かなり心配そうな顔で飛型点の表示を見守る・・・結果はロイツル、大逆転の勝利。ロイツル本人以上に喜んでいるのが、オーストリアチームの若い衆だった。みんな、ロイツル兄さんの勝利を待ち望んでいたんだ。(ついでながらわたくしも声が出てしまった・・・)

今回も、風の女神はロイツルに味方した。そして、審判も。いくら完璧でも20.0は出しすぎだ。でも、ここまでの流れがあったから審判も反射的に20.0を出してしまったのだろう。それに、結果的にはオール19.5であっても、0.2点差でロイツルは勝っている。勝つべくして、勝った。アマンも負けて清清しいだろう。

これで、ジャンプ週間総合でもロイツルがアマンをわずかに抑えてトップに立った。3位のシュリーレンツァウアーとアマンの差は23.3点となり、逆転はかなり難しくなったと言わざるを得ない。

ただ、次のインスブルック、そしてビショフスホーフェン・・・まず、インスブルックは小さい台で飛型点の比重が大きい台だ。そしてシュリーレンツァウアーの地元でもある。また、ビショフはフリーガータイプに有利な台である。シュリーレンツァウアーが今抱えている問題を修正して、大爆発して2連勝という可能性はまだ残されていると思う。逆にアマンはインスブルック、ロイツルはビショフで沈む可能性がある。一番危惧しているケースは、アマンがインスブルックで飛びすぎて転倒するということだ・・・お願いだから飛びすぎにならないセッティングをよろしく、ホファーさん。

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Comments

こんにちは。明けましておめでとうございます。ロイツルの2回目のジャンプ、ド素人の私がみてもきれいだと思いました。それと比べるとシュリの一本目はとんだ直後にグラッと動いたようなジャンプでした(こういうジャンプって失敗なんでしょうか?)。確かにアマンはシュリにプレッシャーをかけようとしたのかもしれませんね、スイス人らしいですね。ベテランになってくるといろいろ画策するんですね。ちなみに昨日、私ははじめからシュリの勝ちはないと思ってました。トライアルや予選でシュリが最長不倒をとんで本番で勝ったのをみたことがなかったので…。
今シーズンのWC・ジャンプ週間をみてると昨シーズンの図式が思い浮かびます。旬の1人が独走、2位がシュリ、ベテランがジャンプ週間をとり…。でも今年は違う展開がみたいです。
私は去年、WCやジャンプ週間の存在を知り、見始めたのでよくわからないのですが、毎回こんなパターンなのでしょうか?

Posted by: Risa | January 02, 2009 at 03:21 PM

あけましておめでとうございます。
おっしゃるとおり、シュリーレンツァウアーが勝ちそうな感じが無かったですね。本番のジャンプが伸び伸び飛べていない。やっぱり経験の差が出てしまっているように思います。彼はは去年まではモルゲンシュターンの影にいて、自分が本当のプレッシャーを受けることがなかったように思います。今年は試練の年なのかもしれません。ただ、これでロイツルがプレッシャーを受ける立場になり、シュリは吹っ切れることができるのではないかと。

序盤に誰か一人が独走するパターンは多いです。でも、ジャンパーの調子というのはおかしなもので、ピークから1ヶ月ぐらいたつと落ちてきます。アマンやロイツルの絶好調も最後までは続かないと思いますよ。

また、スロースターターのジャンパーがジャンプ週間のあたりから急に調子を上げてくるケースが多い・・・ベテランはそのあたりにピークを持っていくように調整するので、ベテランがジャンプ週間で爆発する傾向も確かにありますね。

シュリーレンツァウアーはまだまだの状態であれだけのパフォーマンスが出る・・・まだまだ伸びしろがあります。しかも、フライングにめっぽう強い。総合チャンピオンについては、彼が最終的には勝つ可能性が高いと、まだ思っています。

Posted by: かずやん | January 02, 2009 at 04:10 PM

ご回答ありがとうございました。ロモレンってどうなんでしょう?不調なんですかね?昨シーズンは度々シード選手だったような。転倒とかあったと思いますが…

Posted by: Risa | January 03, 2009 at 02:05 AM

ロマーレンはいつもあんな感じです(苦笑)。
彼は典型的な“フリーガー”タイプです。低く前に飛ぶので、スキーが走らないと途中で落ちてしまいます。失敗と成功の差が大きく、フライングの世界レコードホルダーでありながら、タイトルとは無縁ですねぇ。

彼に限らず、今年はノルウェーチームが全体的に不調で、飛び出しスピードが出ていません。なんらかのマテリアルの問題を抱えているように思います。ノルウェーはフリーガーが多いのでこの問題は大きいです。ジャンプ週間の後のフライングでは少しは浮上するでしょうか・・・。

Posted by: かずやん | January 03, 2009 at 08:27 AM

なるほど、それじゃ、成績不振のためやめるようなことは無さようですね。彼の場合、やめてモデル転向なんてこともあるのでは…とふと思いました。

Posted by: Risa | January 03, 2009 at 12:20 PM

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