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October 21, 2007

Beethovenhalle

土曜日の夕方。
ここ何ヶ月かずっと落ち着かない日々を過ごしていたが、ふっと気の抜けたような時間がようやく訪れた。
明日は何もないし、久々にゆっくりしよう・・・・うん?何か忘れてるような気が・・・・
そうだ!そういえば10月にコンサートを予約していた!もしかしたら過ぎてしまったんじゃないか!?
ゴソゴソとチケットを確認する。
良かった、明日だ!思い出してよかった。

ということで、Beethonven Orchester Bonnの日曜定期コンサートに行ってきた。住んでいるところからボンは目と鼻の先なので一度は行っておこうと思っていたところ、ソリストにクリスティアン・テツラフを迎えてのベートーベンのヴァイオリン協奏曲に、マーラーの「巨人」という豪華なプログラムを発見し、即予約していたのだった。

同オーケストラの本拠Beethovenhalleはそれほど大きくないホールだった。座席数はようやく1000席ぐらいじゃないかな。一階観客席に勾配の無い古いタイプだが、シューボックス型ではなく、いびつな形状をしている。今回はマーラーということもあって全体を俯瞰したかったので、バルコン最前列を予約してみた。

ホールの音の印象。バルコンで聞いたからということもあるだろうが、残響が豊かで弦の音が厚い。低音やパーカッションは少しかぶり気味になるが、個人的にはこちらの方が生で聞いた!という感じがして好きだ。ケルンフィルハーモニーと対極といえる。オーディオ的に言えば、ケルンフィルハーモニーがガチガチに固めたアメリカのハイエンドスピーカーの音なら、こちらはイタリアの、エンクロージュアを鳴らして豊かな響きを作り出すスピーカーの音といった感じだろう。

ここで聞くバイオリンは素晴らしかった。テツラフのバイオリンは音も大きく、芯があってここのホールトーンに合っていた。調べてみると、彼はなんとドイツの若手弦楽器製作者、シュテファン・ペーター・グライナーの1999年製のヴァイオリンを弾いているそうだ。演奏も良く、オケも何十回と演奏している曲だろうから手馴れたもの。良かった。

が、一方の「巨人」。好きな曲なので期待していたのだが・・・少し残念だった。一番問題だったのは指揮のコフマンの解釈が合わなかったこと。テンポを急に大きく変化させるタイプの演奏はダメなんです・・・・。

しかも、そのテンポの上下に弦はついていくが、オケ全体としてはところどころでバタバタした状態になってしまっていた。第二楽章のような弦主体のところは素晴らしいのだけど・・・。オケがあまりこの曲に慣れていないような印象だった。個々のパートの音は問題なく、瞬間瞬間はバシッとくるのだけど、全体としては意思統一不足という感じ。

ということで、今回のコンサートは、オーディオ的には(脳内)リファレンスとなるべき音の濃さを聞くことができたが、音楽的快楽は残念ながら半分というところであった。ホールトーンは好きなので、今度は1階席を試してみようと思う。

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