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September 25, 2007

帰ってきたKönig Turf

Europa Meileに出走する馬たちがパドックを回り始めた。
「おぉ、これは・・・」
ピカピカの馬体からじわっと滲み出る気配に、力のある目。
それほど大きい体ではないのに、ひときわ目立つ。
König Turf は競走馬として完全に戻っていた。
前走で見せた、格上の相手に食い下がった闘争心は本物だったのだ。

しかし・・・今日の馬場は堅すぎる。前に行った馬がそのまま残ってしまうレースが続いていた。そして、このレースにはスピード王Apollo Starがいる。奴はこの馬場ならいいタイムで走るだろう。タイム勝負は、差し馬のKönig Turfには不利だ。

迷う。何度頭の中でシミュレーションしても、Apollo Starが水をあけてゴールに飛び込む姿しか思い浮かばない。それをもし差すとしたら、”Santiagoが完全に目覚めた”時であって、König Turf が勝つとは思えなかった。そう、Santiagoも大きな不確定要素として頭を悩ませていた。彼の潜在能力は間違いなくGI級。一時の大スランプから脱した彼が覚醒する可能性も無視できない。パドックでの気配は感じないが・・・・。理性のレベルではApollo Starが99%勝つという判断だった。単勝オッズ1.9倍は正当だ。

しかし、今日は残り1%、König Turfの心に賭けることにした。あーぁ、また情に流されちゃったなぁ・・・こんなんでは勝負師にはなれない。でも、この心情でApollo Starに賭けることはできなかった。

レースがスタートした。Apollo Starは楽に先手を取る。しかし、思ったよりも行かない。König Turfも少し前に行ってくれんかなと思ったが、結局後ろから。4コーナー、Apollo Starがかなり溜めてから仕掛け、ペースアップ。直線に入って少し水をあけた。あぁ、やっぱりこのままか・・・と思ったとき後ろから捲ってきた鹿毛・・・König Turfが上がってきた。じわり・じわりと差が詰まる。残り1ハロンで捕え・・でもApollo Starもしぶとく残り、やっとゴール前交わしたと思ったときにそこに飛び込んできたのは白い影。Santiagoだった。チャップマンはKönig Turfが勝ったと宣言。嬉しかった。

帰ってからビデオを見直してみると、このKönig Turfの勝利はかなり幸運だったと思う。Santiagoは直線で外に出すのにえらく手間取っていて、まともなら彼が圧勝してもおかしくなかった。彼も戻ってきた。Apollo Starは力は出し切っている(マイル1:35,41はケルンでは破格のタイムだ)が59キロが微妙に堪えたんだろう。

メインのオイロパ賞はSchiaparelliが完勝。着差こそ少ないが、負ける感じがなかった。そろそろ、表街道に出て欲しいものである。

もう一つの注目レースは新馬戦だった。Dai Jin産駒のLiang Kayがいい末脚で完勝。スケールはそれほど感じないが、初戦であれだけの走りができるというところにセンスの良さを感じた。

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