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May 28, 2007

小さい勝負に大きな喜び

週末に入って寒気が入り、不安定でジメッとした気候となった。月曜の今日は祝日だったのだが、朝から雨がしとしとと降り、寒い日だった。ケルンでは競馬開催があるが、下級条件ばかりで重賞はおろかリステッドも無い。ただ、こういうときこそ純粋に勝負を楽しめることもまた事実。雨に負けそうになったが、雨を味方につけて大儲け!を目論んでそそくさと出かけていった。裏ではダービートライアルが二つあることだし・・・。

さすがのケルンも今日はWeich5.6(多分、後ではもっと悪くなっていた)ということで、今季初めての本格的な重馬場だった。ただ、今までが非常によいコンディションだったため、やわらかくはあるが荒れてはおらず、また下までぬかるんでいるわけでもなく、上は濡れていて滑るような、複雑な馬場状態だった。これをどう味方につけるか・・・基本的には前に行ける馬を買うことを考えていた。あと、荒れるのかどうか、流れを見極めようと思っていた。

1Rでは、4頭立てで2本被りの2頭が揃ってコケるという大波乱の幕開けとなった。そこで2Rはアマチュア騎手のレースでもあることだし、大穴を入れたボックスで勝負した。だが、入れた最低人気の大穴は3着に来たのだが、ブービー人気が勝ち下から3番目が2着では当てようがない。ただ、このレースはオーバーペースが原因の荒れだったため、まだこのまま荒れていくのかどうか疑問だなぁと思いながら堅そうに思える3Rはパス。すると、このレースではLandoの半妹でサドラー産駒という超良血のLeoniaが勝ち、人気サイドの決着となった。予想通りじゃないか。ますます迷う。

そんな中、4Rの最下級条件の長距離戦に、マイル重賞に出ていたOakmontが出てきた。何故かパドックに出てこなかったのでどうしたものか・・・・あまり人気になるようなら買いたくないなと思っていたら、思ったより人気が無い。シメシメと思い買ったが、パドックも見ていないし、荒れるかもしれないので控えめ。すると、スタートからマイルのスピードで暴走気味に行ってそのままゴールしてしまった。19馬身差!もっと買っておけばよかったと後悔。しかも、最後の最後で大勝負した奴がいるらしく、オッズは下がっていた。がっくり。でも、とりあえずここまでの負けは取り戻したので、気持ちを新たに次へ。

5Rは3歳未勝利。ある意味今日のメインレースだ。注目はIntendantの全弟、Integralである。初出走だった前走は掛かってしまい最後はたれたが、かなりの能力を秘めていることが見えたので買うつもりだった。しかし、この雨。上のIntendantはまさに良限定の差し馬だった。こうなると、前走では不利を受けて人気を裏切ったMonsun産駒のNoseconeが浮上してくる。みんな考えていることは同じらしく、Noseconeが一本かぶりの人気に。ここまで人気になると買えない・・・・。この馬場での前残りは確実に思えたので、Integralに変えて前にいけそうなStay Luckyを入れて3連単のフォーメーションにした。しかし・・・・Integralが最後にきっちりNoseconeを差しきってしまった!ここまで馬場が変になると逆に馬場の巧拙より、能力差が出る。ここに来てようやく、前残りの傾向はあるが、荒れないし、重関係なしという傾向を掴む。遅すぎ。

6R、メインレースはAugII。私の注目はDarlanであった。彼がここでDai Jinを破ったのはもう4年も前になるのか・・・と時の経つ早さに寒いものを感じる。Darlanは4着に敗れたUnionの後、2回の長期休養をはさんでたった6回しか走っていなかった。1年以上の休養から復帰した今年は、3回走ってまだ入着していない。ただ・・・前走のバーデンでのレースを見た私は、彼に何か魂が戻った感じがしたのである。息ができた、という言い方もできるだろう。そのレースは出走馬からしてリステン以上のレベルがあったと思った(実際、そのレースを60Kg背負って勝ったSommertagには92KgのGAGがついていた)。AugIIのレベルで、彼がDai Jinを破ったコース、距離では圧勝があっておかしくない。そして、逃げ馬・・・条件は揃った。その上、なんとまあ、人気がそれほど無い。大勝負だ。パドックで彼の目と歩様を確かめ、買った。迷ったが、ややこしい買い方はしないことにした。単勝一点全額勝負。

van De Keereは私の願うとおりのレースをしてくれた。大逃げから引き付けすぎず、直線では馬場のいい外を通り、追いかけてきたハンディキャップホースたちに脚を使わせ、底力の差を浮き彫りにさせた。嬉しかった・・・。

久しぶりにちゃんと勝った気がする。勝負といっても額はたかがしれているが、何よりも強い想いが現実となったこと・・・これが競馬における無上の喜び。その喜びの強さは、想いの強さに比例し、決してレースの格には比例しない。


さて・・・ダービートライアルの方ですが、ウルマン男爵とヒルシュベルガーの笑いが止まらない一日だったようですな。ミュンヘンの”バイエルンダービー”ことBavarian Classicでは、ドルトムントで苦杯を舐めたPersian Stormが単騎逃げの平均ペースに持ち込み、差し馬を封じて最後突き放した。直前の雨も見方にしたように思える。また、ハノーファーのGrosser Preis des Hannover Airportで断然人気のPaoliniの全弟、Prinzを5馬身も突き放して圧勝したのは、Adlerflugであった。こちらのレースはかなりレベルが高かったように思える。Adlerflugはダービー直行とのこと。

あと・・・・ウォッカの日本ダービーにはたまげた。ペース的に切れ味が生きるレースになったことも味方したとは思うが、最後33.0で上がって2.24.5は、少なくとも強いダービー馬のレベルに達している。牡牝の斤量差2Kgは決して恵量とは思えない。確かに牡馬たちは情けなかったと思うけど、公平に見て、近年ではディープインパクト以外になら勝てた、というレベルだと思う。ぜひ、無事にヴェルメイユから凱旋門に進んでほしい。

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