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September 03, 2006

最低人気Prince Flori、予想外の圧勝劇 - 134. Grosser Volkswagen Preis von Baden

Cherry MixとShiroccoの参戦が無くなり、Schiaparelliを始めとする3歳馬がどういうレースをするかに注目が集まったバーデン大賞だったが、誰も予想しない結果となった。

今年のバーデン開催は例年に無く雨がちの気候で、馬場が悪化していた。そのために最終日の今日は、直線で全馬外へぶっ飛んでいくレースとなっていた。こういう状況では、騎手の腕がモノをいう。荒れ馬場に強いとされるMonsun産駒のSchiaparelliにStarkeの組み合わせは、人気となって当然である。

ただ、バーデン大賞では、その年のダービー馬は人気の割に戦績がイマイチであり、馬券的には買えない。Schiaparelliは押さえるとして、他に軸馬を探すべきだ、と思っていた。そこで、軸馬はOriental Tigerにした。騎手のBoschertも信用できるし、Tiger HillはMonsun以上に荒れ馬場とスタミナ勝負に強い。前がかりになるであろうレースでは、こういう馬が最後に残る。

ばらついたスタートから、Saddexと、そしてなんとOriental Tigerが積極的に行った(しめしめ、と思った)。その後ろに逃げると思われたPrince Flori、外にSchiaparelli、それをマークしてFracasと続き、Dickensは最後方追走となった。

Oriental Tigerがどんどん仕掛けたため、ペースは馬場を考えれば速く、よどみの無いものとなった。直線でいいポジションを取るために3コーナーから全馬仕掛ける。前にいたSaddexとPrince Floriは非常に手ごたえが良くいいポジションを取ることに成功、Oriental Tigerは狙い通り大外へ。最後方にいたはずのDickensはぽっかりと空いた内を突き、いつの間にかPrince Floriの内についている(Subiやるな!と思った)。一方、国外馬の2頭、そしてSchiaparelliは勝負どころでついて行けず、この時点で圏外へ。

直線の入り口ではSaddexの手ごたえがとても良く見え、Oriental Tigerは下がり加減。しかし・・誰もが沈むだろうと思ったPrince Floriがグングンと脚を伸ばし、独走態勢でゴールへ。Oriental TigerがワンペースながらSaddexを捕えて2着。Saddexが3着。最後に伸びてきたEgartonが4着。後は離れていた。

Prince Floriは新馬勝ちの後、2戦目のFruhjahrspreis des Bankhaus MetzlerでSaddexとSommertag(金曜にListenで勝った)を破り、次のフランスGIIIPrix du Lys では、後にパリ大賞を勝ったRail Linkに敗れた(4着)。独ダービーでは積極的に行って乱ペースにやられ(9着)、ここに臨んでいた。よく見ると、底を見せて敗れたというレースは一つもない。まさに穴馬。積極的なローテーションから察するに、陣営的には期待していて、このレースでも色気があったのだろうと思われる。

レートは出ないだろうが、レースのレベルは決して低くないと思った。Prince Floriは素晴らしい自在性に一流のスタミナ・勝負根性と末脚を持っている。小さな馬体に零細厩舎Smrczekというのもスター性が高い。志高く頑張ってほしい。ゴドルフィンが買いそうな気がするのが心配だ・・・・。

3歳のレベルが低くないということは証明されたが、情けないのはSchiaparelliだ。理由は不明だけど、直線手前でもう手ごたえが無いようだった。まだ中身ができていない状態でダービーを激走したのが堪えたということかもしれない。予定通り、秋は全休して来年に備えるのがいいだろう。

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